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研究演習3年 4単位 2014年度以後入学生
  経済   経営 3年以上  
2013年度以前入学生
大東 正虎 通年1コマ   経済   経営 3年以上  
備考  
シラバス1

【授業の目的】

 授業の位置付け(対応するディプロマポリシー):主体的に行う態度, DP1 専門知識,DP3 思考力,DP6 意欲・責任感,DP7 協調性,DP8 持続性
本講義は、情報分野に関する専門科目として、本学の教育目標のうち主に「専門学術の振興」に貢献することを目標とする。

【到達目標】

本講義では、主に実社会を対象としてマルチエージェントのシミュレーションを行う。最終的に学生が主体的に社会における問題(特に経営に関わる問題)について考察できるようになることを目標としている。本講義を通じて、受講生が受講後に次のことができるようになることが到達目標である。

1 プログラミングについて基本的なことが説明できる
2 モデル化について基本的なことが説明できる
3 独自のモデルを作成し、シミュレーション実行をすることができる

卒業論文の執筆に備え,積極的にプログラミングができるようになることを目指す。

【授業計画】

(1)授業の位置付け(対応するカリキュラムポリシー):主体的に行う態度, CP1 専門知識,CP3 思考力,CP6 意欲・責任感,CP7 協調性,CP8 持続性
(2)授業形態:演習
(3)授業方法:受動型

1 自己紹介,履修指導
2 エクセルのマクロ機能の概要 [参考書:立山(2014)第1章1-7]
3 プログラミングの理解:演算子と条件文 [参考書:立山(2014)第1章8-9]
4 プログラミングの理解:繰り返し処理 [参考書:立山(2014)第1章10-12]
5 プログラミングの理解:マクロ機能の実行 [参考書:立山(2014)第1章13-15]
6 モデル化の意義を理解:モデルの概要と種類 [参考書:正司・高橋(2006)序章]
7 モデル化の意義を理解:線形計画法 [参考書:正司・高橋(2006)第1章2,木下・雑賀(2010)第10章]
8 モデル化の意義を理解:囚人のジレンマ [参考書:木下・雑賀(2010)第11章]
9 シミュレーションの概要と種類 [参考書:正司・高橋(2006)第3章,第4章]
10 モデルで見る社会現象:待ち行列、マッチング理論 [参考書:正司・高橋(2006)第1章5,安田(2013)]
11 モデルで見る社会現象:分居モデル [参考書:土場ほか(2004)pp136-pp139.]
12 モデル作成の概要 [参考書:浅海(2008)基礎編 マインドマップモデリングとは、成果物]
13 モデル作成の手順 [参考書:浅海(2008)基礎編 マインドマップモデリングの作成手順]
14 モデル事例から学習 [参考書:浅海(2008)実践編 新聞記事からオブジェクトモデルを作成]
15 独自モデルの作成:関係図

16 モデル発表(1)
17 モデル発表(2)
18 モデル発表(3)
19 人工社会とは [教科書:山影(2013)第0章-第2章]
20 マルチエージェントシミュレーターの使用 [教科書:山影(2013)第3章-第9章]
21 分居モデルの作成 [教科書:山影(2013)第10章]
22 複数の条件文 [教科書:山影(2013)第11章]
23 人工国家モデルの作成 [教科書:山影(2013)第12章]
24 プログラミング実践:独自モデル作成(1)
25 プログラミング実践:独自モデル作成(2)
26 プログラミング実践:独自モデル作成(3)
27 プログラミング実践:独自モデル作成(4)
28 プログラミング実践:独自モデル作成(5)
29 シミュレーション実行結果の発表(1)
30 シミュレーション実行結果の発表(2)




【参考書(参考書欄に書けなかったもの)】
立山秀利(2014)『すぐわかる Excel マクロ&VBA マネして使えるサンプル集』KADOKAWA.
安田洋祐(2013)「マーケットデザインの理論とビジネスへの実践」『一橋ビジネスレビュー』 第61巻1号, pp.6-19.
土場学ほか編(2004)『社会を<モデル>でみる―数理社会学への招待』勁草書房.
木下栄蔵・雑賀憲彦(2010)『問題の発見と解決のための経営戦略論』近代科学社.

【予習・復習】

予習 質疑応答ができるよう予習をしてくること:約1時間
復習 内容をまとめ、書籍、雑誌、新聞、インターネットなどを用いて身近な事柄と関連づけて理解すること:約3時間

【授業関連科目】

プログラミングJAVA, アプリケーション作成演習, プログラミングVB, WEBデザイン, WEBプログラミング

【成績評価方法・注意】

成績評価方法:レポートのみ レポート課題100%で評価する。
注意:USBフラッシュメモリなどの保存媒体を毎回持参すること。
フィードバック:演習の際に良い点や改善点についてコメントする。

【教科書】

著者:山影進(2013) 書名:人工社会構築指南 artisocによるマルチエージェント・シミュレーション入門 出版社:書籍工房早山

【参考書】

適宜指示する
著者:浅海智晴(2008) 書名:マインドマップではじめるモデリング講座 出版社:翔泳社
著者:数理社会学会監修(2014) 書名:社会学入門 ─社会をモデル 出版社:朝倉書店
著者:石黒圭(2012) 書名:でよむこの1冊できちんと書ける! 論文・レポートの基本 出版社:日本実業出版社
著者:正司和彦・高橋参吉(2006) 書名:基礎シリーズ 最新 モデル化とシミュレーション 出版社:実教出版