【授業の目的】

授業の位置付け（対応するディプロマポリシー）：DP1専門知識、DP3思考力

　経営学部商学科の専門科目として、本学の教育目標である「専門学術の振興」に貢献すること。本講義は、金融リテラシーを基礎として、パーソナル・ファイナンス・プランの専門家である「2級FP技能士」に求められる専門的な知識を身につけることを授業目標とする。

【到達目標】

国家検定試験の2級FP技能検定・学科試験のＤ分野：タックスプランニングの知識が7割程度理解できる。

【授業計画】

授業の位置付け（対応するカリキュラムポリシー）：CP1専門知識、CP3思考力
授業形態：講義
授業方法：受動型

1.ファイナンシャルプランニングとタックスプランニング（総論）
　　　サラリーマンと税金：源泉徴収・年末調整、確定申告書の基礎（プリント）
2.所得税の計算の仕組みの理解と計算に関しての理解
　　　教科書：Ｄ分野　タックスプランニング　第4章　第1節〜第2節
3.各種所得（利子・配当・給与所得・退職所得）の基本事項の理解と計算に関しての理解
　　　教科書：Ｄ分野　タックスプランニング　第4章　第3節
4.各種所得（一時・雑所得）の基本事項の理解と計算に関しての理解
　　　教科書：Ｄ分野　タックスプランニング　第4章　第3節
5.各種所得（事業・不動産所得）の基本事項の理解と計算に関しての理解
　　　教科書：Ｄ分野　タックスプランニング　第4章　第3節
6.各種所得（譲渡所得）の基本事項の理解と計算に関しての理解
　　　教科書：Ｄ分野　タックスプランニング　第4章　第3節
7.演習I：各種所得の計算に関するまとめ
　　　教科書：Ｄ分野　タックスプランニング　第4章　第3節
8.損益通算の基本事項の理解と計算に関しての理解
　　　教科書：Ｄ分野　タックスプランニング　第4章　第4節
9.所得控除（人的控除）の種類の理解と計算に関しての理解
　　　教科書：Ｄ分野　タックスプランニング　第4章　第5節
10.所得控除（物的控除）の種類の理解と計算に関しての理解
　　　教科書：Ｄ分野　タックスプランニング　第4章　第5節
11.税額控除の種類の理解と計算に関しての理解
　　　教科書：Ｄ分野　タックスプランニング　第4章　第6節
12.所得税の確定申告と納付の仕組み、青色申告制度の理解と計算に関しての理解
　　　教科書：Ｄ分野　タックスプランニング　第4章　第7節
13.個人住民税、事業税、消費税に関する基本事項の理解
　　　教科書：Ｄ分野　タックスプランニング　第4章　第8節・第11節
14.法人税の基本事項の理解、益金・損金などの基本事項に関しての理解
　　　教科書：Ｄ分野　タックスプランニング　第4章　第9節
15.演習II：所得税の確定申告、法人税に関するまとめ
　　　教科書：Ｄ分野　タックスプランニング　第4章 07〜10
16.定期試験

【予習・復習】

予習１時間（授業のテーマについて教科書の全文を読み、不明点をノートにまとめること）
復習２時間（毎回実施する小テストについて教科書・参考図書等を使って復習すること）

【授業関連科目】

「ライフプランニングと資金計画・リスク管理II」、「金融資産運用・不動産II」、「不動産運用設計論」、「相続・事業承継」の同時履修を推奨

【成績評価方法・注意】

成績評価方法：試験のみ

　次回の授業開始時に復習として小テストを実施し、小テスト終了後に模範解答を配布して解説する。また、定期試験は〇×問題、穴埋め問題でテストを実施する。小テストに40点、定期試験に60点を配点する。
※セキュリティシートにより出席管理を行う。
※履修可能な者は、FP3級技能検定合格者、またはFP3級対応の授業の履修者（原則）

【教科書】

著者：資格の大原ＦＰ講座　書名：’16−’17受験対策　しっかり学ぶFP技能士AFP2級テキスト　出版社：大原出版

【参考書】

適宜指示する