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FP技能論II 2単位 2014年度以後入学生
2年以上 経済   経営 2年以上 2年以上
2013年度以前入学生
高林 宏一 後期1コマ 2年以上 経済 2年以上 経営 2年以上 2年以上
備考 3級FP技能士を目指す学生を優先
シラバス1

【授業の目的】

 経営学部商学科に係る専門科目(選択必修科目)として、本学の教育目標である「専門学術の振興」に貢献できる。他学科・他学部の学生にとっては、「幅広い学習機会」になる。
授業の位置づけ:DP1専門知識。

【到達目標】

 生活スキルとして最低限身に付けるべき「家計管理」「生活設計」「金融知識及び金融経済事情の理解と適切な金融商品の利用選択」「外部の知見の適切な活用」の金融リテラシーについて受講生が受講終了までに次のようなことができるようになることが到達目標である。
1.ファイナンシャル・プランニング技能検定3級個人資産相談業務実技試験の「年金・社会保険」A分野で求められる知識水準の6割以上を理解、説明できる。
2.ファイナンシャル・プランニング技能検定3級個人資産相談業務実技試験の「タックスプランニング」D分野で求められる知識水準の6割以上を理解、説明できる。
3.ファイナンシャル・プランニング技能検定3級個人資産相談業務実技試験の「相続・事業承継」F分野で求められる知識水準の6割以上を理解、説明できる。

【授業計画】

第1回 教科書:「社会保険」
第2回 教科書:「公的年金/企業年金・個人年金等/年金と税金」
 関連業法との関係及び職業上の倫理を踏まえたファイナンシャル・プランニングの提案や業務に必要とされる関連業法との関係を正しく理解したうえで 相談に対する回答が行えること。

第3回 教科書:「日本の税制/所得税の仕組み/各種所得の内容」
第4回 教科書:「損益通算/所得控除」
第5回 教科書:「税額控除/所得税の申告と納付」
第6回 教科書:「個人住民税/個人事業税」
 わが国の税制度の仕組みに関し、税法体系、税の種類、所得税の仕組みと基本的事項について概略が理解できる。

第7回 教科書:「保険と税金」
第8回 教科書:「金融商品と税金」
第9回 教科書:「不動産と税金」
 税額の計算方法に関し、パーソナルファイナンス上の概略の知識を有し、納付税額の計算、租税特別措置法による特別な税額計算、総合課税と分離課税や各種所得金額の仕組みや概略が説明できる。

第10回 教科書:「相続と法律」
第11回 教科書:「相続と税金」
第12回 教科書:「贈与と法律/贈与と税金」
第13回 教科書:「相続財産の評価(不動産以外)」
第14回 教科書:「相続財産の評価(不動産)」
第15回 教科書:「相続・事業承継」
 個人顧客の具体的な設例に基づき、ライフプランの策定、相続・贈与税、所得税等に関する相談における問題点を把握、解決策の検討・分析の仕組みや概略が説明できる。

【予習・復習】

予習(1時間程度)テキストの該当箇所を読んで、問題点(疑問点)を整理しておくこと。
復習(3時間程度)課題に基づいてレポートを作成すること。

【授業関連科目】

金融資産運用・不動産1、タックスプランニング、相続・事業承継、FP技能論1など。

【成績評価方法・注意】

成績評価方法:レポート(15回)
1.上掲の到達目標にどの程度達したかを評価するため毎授業中に課題を配布する。翌講義時間までに選択根拠となった法令・制度、約定等をレポートにまとめ提出させ成績評価する。
2.模範解答を配布して解説する。また、疑問点には授業内で適宜回答する。
3.課題は検定試験過去問題や想定問題から出題する。

【教科書】

著者:きんざいファイナンシャル・プランナーズ・センター編著 書名:FP技能検定教本3級 '16〜'17年版下巻年金・社会保険/タックスプランニング/相続・事業承継 出版社:(株)きんざい

【参考書】

適宜指示する
著者:日本ファイナンシャル・プランナーズ協会 書名:ファイナンシャル・プランニング入門第3版 出版社:日本ファイナンシャル・プランナーズ協会