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応用情報処理I 2単位 2014年度以後入学生
  経済   経営 1年以上 1年以上
2013年度以前入学生
西 敏明 前期1コマ   経済 1年以上 経営 1年以上 1年以上
備考 定員30名
シラバス1

【授業の目的】

授業の位置付け(対応するディプロマポリシー):DP1専門知識,DP2一般知識,DP3思考力,DP4判断力,DP8持続性
経営学部経営学科に係る専門科目として,本学の教育目標である「専門学術の振興」に貢献すること.他学科の学生にとっては,「幅広い学習機会の提供」にもなる.

【到達目標】

講義では,Excelで用いられる基本的手法と,統計的方法の基礎とその適用について学んでいく.
受講生が,受講後につぎのようなことができるようになることが到達目標である.
1.私たちの身近にあるデータを整理し,グラフ表現ができる.
2.データから得られる情報を観る考え方ができ,適用する手法を適切に選ぶことができる.
3.統計解析の基本ができる.
4.統計解析の概念を把握するとともにデータ分析(適切な統計処理)をおこない,要約化することができる.
5.上記各項目について,実践的な力をつけることをねらいとする.

【授業計画】

1.授業の位置付け(対応するカリキュラムポリシー):CP1専門知識,CP2一般知識,CP3思考力,CP4判断力,CP8持続性
2.授業形態:演習
3.授業方法:能動型

各授業計画では該当するプリントを配布するが,下記に参考として,参考書の該当関連箇所を明記する.

<基礎的統計学の知識の構築>
1.Excel操作(統計関数の概要)とデ−タ処理概論
参考書:二見・西 付録
2.確率論の基本と基本統計量
参考書:二見・西 第1章1.1-1.3
3.確率分布とその性質,ヒストグラム
参考書:二見・西 第1章1.4-1.5
4.検定と推定(1) 第1種の誤りと第2種の誤り
参考書:二見・西 第2章
5.検定と推定(2) 平均値問題・・・σ未知と既知の場合について
参考書:二見・西 第3章3.1-3.3

<抽出法の理論と分割表の検定・独立性の検定>
6.抽出の考え方とその利用
 (条件付合計式ウィザードとLookupウィザード)
参考書:二見・西 第4章
7.ワークシート分析,循環参照の解消・ユーザー独自関数の作成
参考書:二見・西 第4章
8.抽出法理論の考え方とデータベース機能の活用
参考書:二見・西 第4章
9.ピポットグラフの作成・編集とクロス集計
 (クロス表の統計量,独立性の検定,分割表の検定)
参考書:二見・西 第4章4.6,4.7
10.複数のワークシートからのピポットテーブルの作成
 (複数アンケート項目の抽出・調査の観点から)
参考書:二見・西 第4章4.7

<検定・推定理論の応用のための各種関数利用と分析ツールの活用>
11.基本的な統計関数(各種分布を含む)の紹介と活用
参考書:二見・西 第1章
12.分析ツールと散布図・相関係数
参考書:二見・西 第1章
13.分析ツールと検定・推定(平均・比率の差の検定)
参考書:二見・西 第3章
14.分析ツールと単回帰分析の基本
参考書:二見・西 第3章
15.データ,関数処理の結果およびグラフ化による表現の総合演習
参考書:二見・西 全ての範囲(第1章-付録)

16.定期試験

なお,本講義は,パソコン室での台数に制限があるため,人数が多い場合は,第1回目の講義の際,抽選を行い決定する.よって,履修を希望する者は,履修登録後,第1回目の講義に必ず出席すること.

【予習・復習】

授業1回当たりの予習・復習の時間>
予習の時間:1.5時間,復習の時間:2.5時間
<予習の目標値(内容)>
「授業前には,該当の事前配布プリントで,講義演習箇所を読み,わからないところを明確にし,その箇所については事前学習し,予習すること.」
<復習の目標値(内容)>
「毎授業後には,「演習:電子提出ファイル」を提出すること.その後,講義中,理解できなかったところを復習して,理解しておくこと.」

【授業関連科目】

経営統計学I

【成績評価方法・注意】

出席:セキュリティシートで出席をとる.
成績評価方法:試験とレポート両方とする.到達目標にどの程度達したかをレポート(時間内演習課題)(50%),定期試験(50%)により総合評価を行う.なお,「演習:電子提出ファイル」によりレポート提出した後,次回の授業で課題の中での特徴的な見解や誤解などについてコメントする.試験については模範解答を提示する.

【教科書】

プリントを配布する

【参考書】

著者:二見良治,西敏明 書名:継続的改善のためのExcel統計解析講座2 必須 統計解析の基礎 出版社:日科技連出版