文学の読解 | 2単位 | 2014年度以後入学生 | |||||||
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法 | 1年以上 | 経済 | 経営 | 1年以上 | 商 | 1年以上 | |||
2013年度以前入学生 | |||||||||
越智 悦子 | 後期1コマ | 法 | 1年以上 | 経済 | 1年以上 | 経営 | 1年以上 | 商 | 1年以上 |
備考 |
全学共通の教養科目として、本学の教育目標である「幅広い学習機会の提供」に貢献すること。
受講生が受講後次のようなことが出来るようになること。
1.まとまった文章の中から、特徴的な表現・繰り返し表現など重要な箇所に注目し、その表現理由に着目できる。
2.完結した物語世界の中で、関連性を探しながら、表現・内容の分析解釈が出来る。
3.個々の部分的な分析解釈を、一つのテーマにしたがって分類整理し、まとめることが出来る。
授業形態:講義・実習 授業方法:能動型
1.授業ガイダンス、及び夏目漱石著「夢十夜」の漱石作品としての位置、評価について解説する
2.文学構成要素(言葉・語句・文・その他)に留まり、物語世界を詳細に分析読解する方法を解説する
3.「第一夜」から、問答形式による考察のための「問い」を考える
教科書:夏目漱石著『文鳥・夢十夜』「第一夜」
4.(3)で出された多数の「問い」の「答え」(解釈)を各自考える。第一夜に根拠を置いた理由付けがあれば様々な読みを許容する。
5.それぞれにだされた様々な解釈を全体的に検討する
6.検討された解釈を各自の解釈のテーマに沿って整理する
7.既存の研究評論文との比較を行う
8.「第二夜」から「第十夜」のうち、注目し精読すべき章を全員で選択する
9.最も支持の多かった章を分析し、「第一夜」同様に問答形式による考察のための「問い」を考える
教科書:夏目漱石著『文鳥・夢十夜』
10.(9)で提出された「問い」の答え(解釈)を各自考える
11.それぞれにだされた様々な解釈を全体的に検討する
12.検討された解釈を各自の解釈のテーマに沿って整理する
13.既存の研究評論文との比較を行う
14.(8)の選択で二番目に支持の多かった章を分析し、「第一夜」同様に問答形式による考察のための「問い」を考える
教科書:夏目漱石著『文鳥・夢十夜』
15.(14)で提出された「問い」の答え(解釈)を各自考える
16.定期試験のかたちで、様々な解釈を自分の解釈に沿って整理する。
様々な解釈を自分の言葉でとらえ直し、自分自身の解釈を深めるための復習を2時間する。
試験とレポート両方。出席をとる。期末試験の受験資格として三分の二以上の主席が必要。
上掲の到達目標にどの程度達したかを、クラスにおける検討を参考にして記述する各自の読解レポート二回分と、個々人の読解・解釈を記述する試験により判断、評価する。
著者:夏目漱石著 書名:『文鳥・夢十夜』 出版社:新潮文庫
適宜指示する
著者:坂本育雄編 書名:『夢十夜』作品論集成 出版社:大空社