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財務会計論特論II 2単位 2014年度以後入学生
  経済   経営    
2013年度以前入学生
本田 良巳 後期   経済   経営    
備考 大学院 2016年度より堤先生後任
シラバス1

【授業の目的】

対応するディプロマポリシー:CP2専門知識、CP3思考力、CP5会話・文章力
               CP6意欲・責任感
 商学研究科「会計」分野の主要科目として同研究科の教育目標(グローバルな視野を持つプロフェショナルの養成)に寄与することを目標とする。

【到達目標】

 受講者が受講後に次のようなことができるようになる。
1,わが国の会計制度と諸外国のそれとを比較することにより、わが国の会計制度の特徴と問題を明  らかにすること。
2,日本基準と国際会計基準との比較により、二つの会計基準の相違点を明らかにすること。
3,国際会計基準の概要およびわが国の国際会計基準の導入問題を学ぶことにより、会計制度の国際  化の在り方を理解すること。

【授業計画】

 授業形態:講義 授業方法:受動型
1,ドイツの会計−未決取引の記帳
  参考資料:本田良巳『ドイツ金融会計論−未決取引会計の探究』、税務経理協会、2003年。
2,ドイツの会計−未決取引会計の動態論的性格
  参考資料:本田良巳『ドイツ金融会計論−未決取引会計の探究』、税務経理協会、2003年。
3,ドイツの会計−金融商品の市場評価論
  参考資料:本田良巳『ドイツ金融会計論−未決取引会計の探究』、税務経理協会、2003年。
4,EUの会計制度−会計指令の適用
  参考資料:黒田全紀『EC会計制度調和化論』、有斐閣、1989年。
5,EUの会計制度−監査指令の適用
  参考資料:加藤恭彦『現代ドイツ監査制度論』、千倉書房、1993年。
6,EUの会計制度−国際会計基準の適用
  参考資料:森美智代『会計制度と実務の変容』、森山書店、2009年。
7,国際会計基準の概要
  参考資料:古賀智敏『グローバル財務会計』、森山書店、2011年。
8,国際会計基準委員会から国際財務報告基準審議会へ
  参考資料:若杉明編著『会計国際化の展開』、ビジネス教育出版社、1994年。
9,国際会計基準の特徴
  参考資料:古賀智敏『グローバル財務会計』、森山書店、2011年。
10,コンバージェンスからアドプション
  参考資料:日本公認会計士協会東京会編『会計基準のコンバージェンス』、税務経理協会、         2009年。
11,中小企業版国際会計基準
  参考資料:河崎照行編著『中小企業の会計制度』、中央経済社、2015年。
12,国際会計基準に対する批判
  参考資料:岩井克人 佐藤孝弘『IFRSに異議あり』、日経プレミアシリーズ、2011年。
13,国際会計基準に対するわが国の対応−当面の方針
  参考資料:企業会計審議会、「国際会計基準(IFRS)への対応のあり方に関する当面の方   針」、2013年6月。
14,国際会計基準に対するわが国の対応−修正国際会計基準
  参考資料:企業会計基準委員会「修正国際基準(国際会計基準と企業会計基準委員会による修正  会計基準によって構成される会計基準)」の公表、2015年6月。
15,わが国企業への国際会計基準の影響−差異調整表の分析
  参考資料:国際会計基準適用企業の有価証券報告書
予習(1時間程度) 参考資料の該当箇所を読み、疑問点を整理しておくこと。
復習(1時間程度) 疑問点のうち、明確になった点、不明確な点をまとめておくこと。


【予習・復習】

予習1時間程度 参考資料の該当箇所を読んで、問題点を整理しておくこと
復習2時間程度 配布された資料をもとに、ノートを整理しておくこと

【授業関連科目】

財務会計論特論1,会計学特論1,2、会計実務論特論1,2、管理会計論特論1,2、簿記論特論

【成績評価方法・注意】

 成績評価方法:レポートのみ
 3回から5回ぐらいレポートの提出を求めます。レポートから受講生の理解度を確認し、評価す  る。
  また、次回の授業で、課題のなかの特徴的な見解や誤解についてコメントする。

【教科書】

プリントを配布する

【参考書】

適宜指示する