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地域開発論特殊講義 2単位 2014年度以後入学生
  経済   経営    
2013年度以前入学生
佐藤 豊信 後期   経済   経営    
備考 大学院 集中講義
シラバス1

【授業の目的】

経済学研究科の教育目表である総合的・実践的能力を身につけるため,地域が抱える社会的および経済的問題点を明確にし,それら問題点に対する解決方策を立案する能力を身に付けた人材の育成を目指す。

【到達目標】

1)統計データ等を活用して,地域(特に地方圏)が抱える問題点および課題を正確に把握し,その内容を地域の人々に分かり易く伝えることが可能な資料作成力を身に付ける。
2)地域が抱える問題点・課題解決のための政策立案力を身に付ける。
3)作成した政策を地域の人々に対して分かり易く説明できる能力を身に付ける。

【授業計画】

授業形態:演習
授業方法:能動型

この講義では,人口減少ならびに経済活力が急速に低下している地域(特に地方圏)を対象として,地域活力低下要因の分析と,それに対応した具体的な域活性化対策の立案ができることを目指す。

1.国土交通省の「国土のグランドデザイン2050」の分析:「デザインの目指す目的」について解説
2.農林水産省の中山間地域対策資料の分析と現状把握(1):中山間地域の現状把握
3.農林水産省の中山間地域対策資料の分析と現状把握(2):中山間地域の現状把握
4.人口移動の要因分析:経済問題・社会問題と人口移動問題との関連性理解
5.人口減少の要因分析と問題点・課題:人口減少問題と経済問題・社会問題との関連性理解
6.地域資源の利活用と地域活性化対策(1):地域資源分類の理解
7.地域資源の利活用と地域活性化対策(2):地域資源の活用対策
8.地域資源を活用したマーケティング戦略のあり方(1):地域資源とマーケティング戦略
9.地域資源を活用したマーケティング戦略のあり方(2):地域資源とマーケティング戦略
10.高齢者の労働力資源活用による地域活性化戦略:高齢者活用のための対策について理解
11.地域内経済循環と地域活性化戦略(1):地域内経済循環を活用した地域活性化対策
12.地域内経済循環と地域活性化戦略(2):地域内経済循環を活用した地域活性化対策
13.移動販売業者を活用した生活弱者支援対策(1):移動販売業者の活用範囲の拡大方策
14.移動販売業者を活用した生活弱者支援対策(2):移動販売業者の活用範囲の拡大方策
15.総合演習
16. 定期試験

前回の講義までに配布した資料および前回までの講義ノートを活用して,予習・復習を実施すること。予習の時間:約1時間,復習の時間:約3時間

【予習・復習】

予習2時間(事前配付資料について勉強すること)
復習2時間(講義ノートおよび配布資料で復習し、不明の点については質問に来ること)

【授業関連科目】

地域政策、地域資源論

【成績評価方法・注意】

講義における数回のプレゼンを80%,レポートを20%として,総合的に評価する

【教科書】

プリントを配布する

【参考書】

適宜指示する