【授業の目的】

授業の位置付け（対応するディプロマポリシー）：DP1高度な専門知識
　経済学研究科に係る主要科目として，本講義では本研究科の教育目標である経済学に関する理論的・実証的な知識と能力を身につけるため，調査におけるサンプリング方法，特に官庁統計などの大規模調査においてしばしば用いられる，層化無作為抽出法，多段抽出法，系統抽出法などのサンプリング法の性質について理解を深める。

【到達目標】

1.サンプリング法の概念を説明できる。
2.層化無作為抽出法などの複雑なサンプリング方法の性質を説明できる。
3.層化無作為抽出法などのサンプリング法の最適化について説明できる。
4.層化無作為抽出法などのサンプリング法で得られたデータに基づく推定や検定を行うことができる。
5.修士論文のベースとなる基礎的知識を得る。

【授業計画】

1) 授業の位置付け（対応するカリキュラムポリシー）：CP1高度な専門知識，CP3思考力，CP4判断力，CP5会話・文章力，CP8持続性，CP9倫理観
2) 授業形態：講義と演習
3) 授業方法：能動型（アクティブラーニング）

1.サンプリング法の概念
2.単純無作為抽出法の性質
3.単純無作為標本に基づく推定と検定
4.層化無作為抽出法の性質
5.層化無作為抽出における標本配分法と最適配分
6.層化無作為抽出における層別法と最適層別
7.多段抽出法の性質
8.多段抽出法における抽出単位の構成と最適化
9.系統抽出法の性質
10.修士論文の経過報告と研究計画の作成(1)
11.修士論文の経過報告と研究計画の作成(2)
12.修士論文の経過報告と研究計画の作成(3)
13.修士論文の経過報告と研究計画の作成(4)
14.修士論文の経過報告と研究計画の作成(5)
15.修士論文の経過報告と研究計画の作成(6)

予習（1時間程度）
復習（3時間程度）

【予習・復習】

 

【授業関連科目】

計量経済学特殊講義，統計学特殊講義

【成績評価方法・注意】

成績評価方法：レポート（30%），発表（70%）
毎回の発表内容と「到達目標」の到達度によって評価する。

【教科書】

教科書を使用しない

【参考書】

著者：佐井至道　書名：例解調査論　出版社：大学教育出版