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研究演習2年 4単位   経済   経営 2年以上
         
内田 浩徳 通年1コマ クラス: 原則,会計専門コース所属学生のみ受講可,15名前後を定員とする。

シラバス1

【授業の目的】

 本演習は,会計分野の専門科目として,本学の教育目標の1つである「専門学術の振興」に貢献することを目標とする。

【到達目標】

本演習は,以下のようなことができるようになることが到達目標である。

 目標1: 簿記処理に関する基本的な内容を理解して,発表できる。
 目標2: 日商簿記3級レベルの会計処理ができる。
 目標3: 議論に望む上で必要なスキルを会得すること。


【授業計画】

<授業方法>
 この講義は対面講義で実施する。学校閉鎖時にはZOOMを利用して講義する予定である。ZOOM利用時の課題提出は,講義案内システムを通じて行うこと。なお,ZOOM利用時のIDとPASSの配布は,講義案内システムを通じて行う。

<受講上の注意>
1. 本演習は,原則,会計専門コース所属学生のみ受講可能である【15名前後を定員とする】。
2. この講義は対面講義で実施する。学校閉鎖時にはZOOMを利用して講義する。
3.本演習は,前期:簿記の演習を中心に,後期:簿記の演習とグループワークを中心となる。
 したがって,グループワークのさいには,積極的に議論に参加してもらう必要がある。

<本演習のねらい>
 企業は様々な取引を帳簿に記録し利害関係者に報告している。その帳簿に記録する仕組みを簿記という。簿記は企業の経営成績や財政状態を把握するために必要なもので,社会的に極めて重要な役割を担っている。ただ,簿記は様々な前提をもとにして行われているため,その前提を理解しておかなければならない。
 また,簿記・会計を勉強している人の中には,会計に関わる職業に就きたい人がいるかもしれない。その会計に関わる職業について,人によっては「何だか堅そう」だとか「一日中机に向かっていそう」だとかいというイメージを持っているかもしれない。本当にそのイメージは正しいのだろうか?たとえば,会計の代表的な資格として『税理士』がある。税理士の主要業務には,税務代理,税務書類の作成及び税務相談がある。これら3つの主要業務を行う上で重要なのは,クライアントの意図を正確に把握する『コミュニケーション能力』である。
 このように実際に会計に関する職業に就いた場合,簿記・会計の知識はもちろんのこと人と話すことも極めて重要になる。以上の点より本演習では,この両面の基礎的な内容を理解することを目的としている。したがって,前期と後期の一部は基本的な簿記の内容(日商簿記検定3級程度)を復習し,後期の残りはディスカッションの方法を講義する。

<演習内容>
 演習のその大まかな内容は以下の通りである。なお,講義の進行状況などにより前後することがある。

1.前期オリエンテーション
 事前学修:会計学基礎1や2で学修した内容を復習しておく
 事後学修:配布レジメを熟読しておくこと。

2.簿記の基礎(Stage 01 Lesson 01〜05)
 事前学修:教科書を熟読しておくこと。
 事後学修:この講義で理解できなかったことを把握しておくこと。

3.商品売買1(Stage 02 Lesson 01〜10)
 事前学修:教科書を熟読しておくこと。
 事後学修:この講義で理解できなかったことを把握しておくこと。

4.商品売買2(Stage 02 Lesson 11〜15)
 事前学修:教科書を熟読しておくこと。
 事後学修:この講義で理解できなかったことを把握しておくこと。

5. 現金と預金(Stage 03 Lesson 16〜22)
 事前学修:教科書を熟読しておくこと。
 事後学修:この講義で理解できなかったことを把握しておくこと。

6. 手形と電子記録債権・債務(Stage 03 Lesson 23〜29)
 事前学修:教科書を熟読しておくこと。
 事後学修:この講義で理解できなかったことを把握しておくこと。

7. 立替金と給料の支払い(Stage 03 Lesson 30〜31)とこれまでのまとめ
 事前学修:教科書を熟読しておくこと。
 事後学修:この講義で理解できなかったことを把握しておくこと。

8. 貸倒れと貸倒引当金(Stage 04 Lesson 32〜34)
 事前学修:教科書を熟読しておくこと。
 事後学修:この講義で理解できなかったことを把握しておくこと。

9. 有形固定資産と減価償却(Stage 04 Lesson 35〜39)
 事前学修:教科書を熟読しておくこと。
 事後学修:この講義で理解できなかったことを把握しておくこと。

10. 株式の発行とその他の取引(Stage 04 Lesson 40〜47)
 事前学修:教科書を熟読しておくこと。
 事後学修:この講義で理解できなかったことを把握しておくこと。

11. 帳簿の記入1(Stage 05 Lesson 48〜52)
 事前学修:教科書を熟読しておくこと。
 事後学修:この講義で理解できなかったことを把握しておくこと。

12. 帳簿の記入2(Stage 05 Lesson 53〜56)
 事前学修:教科書を熟読しておくこと。
 事後学修:この講義で理解できなかったことを把握しておくこと。

13.伝票制度(Stage 06 Lesson 57〜58)
 事前学修:教科書を熟読しておくこと。
 事後学修:この講義で理解できなかったことを把握しておくこと。

14.試算表(Stage 06 Lesson 59)
 事前学修:教科書を熟読しておくこと。
 事後学修:この講義で理解できなかったことを把握しておくこと。

15.前期のまとめ
 事前学修:今まで学んで分からなかったことをまとめておく。
 事後学修:前期のチャプターを復習しておくこと。

16.後期オリエンテーション
 事前学修:前期の内容を復習しておくこと。
 事後学修:前記の内容で理解できなかった点を把握しておくこと。

17. 決算とその後1(Stage 07 Lesson 60〜63)
 事前学修:教科書を熟読しておくこと。
 事後学修:この講義で理解できなかったことを把握しておくこと。

18.決算とその後2(Stage 07 Lesson 64〜66)および前期のまとめ
 事前学修:今まで学んで分からなかったことをまとめておく。
 事後学修:前期のチャプターを復習しておくこと。

19.これまでの簿記のまとめ
 事前学修:教科書を熟読しておくこと。
 事後学修:この講義で理解できなかったことを把握しておくこと。

20.自分でものごとを考えるときのポイントってなに?
 事前学修:1年次の教科書のプレゼンテーションに関する箇所を読んでおくこと。
 事後学修:配布レジメを熟読しておくこと。

21.ブレインストーミングとは何か
 事前学修:1年次の教科書の人と議論するに関する箇所を読んでおくこと。
 事後学修:配布レジメを熟読しておくこと。

22. ブレインストーミングをやってみよう1
 事前学修:1年次の教科書の人と議論するに関する箇所を読んでおくこと。
 事後学修:配布レジメを熟読しておくこと。

23. ブレインストーミングをやってみよう2
 事前学修:以前のブレインストーミングでミスをしたことを考えておく。
 事後学修:配布したレジメを確認しておくこと。

24. これはどうやって売る?
 事前学修:時間外に班でグループワークをしておくこと。
 事後学修:発表でできなかったことを把握しておくこと。

25. 議論の仕組みを知る
 事前学修:1年次の教科書の人と議論するに関する箇所を読んでおくこと。
 事後学修:配布レジメを確認しておくこと。

26. 実際に議論してみる1
 事前学修:課題についてインターネットなどで調べておくこと。
 事後学修:グループで課題に関する情報を共有しておくこと。

27. 議論の講評と課題
 事前学修:グループで共有した情報を再検討しておくこと。
 事後学修:議論して何が問題であったかをまとめておくこと。

28. 実際に議論してみる2
 事前学修:課題についてインターネットなどで調べておくこと。
 事後学修:グループで課題に関する情報を共有しておくこと。

29. 議論の講評と今後の課題点
 事前学修:グループで共有した情報を再検討してくこと。
 事後学修:議論して何が問題であったのかをまとめておくこと。

30. 2年研究演習のまとめ
 事前学修:今まで学修した内容を復習しておくこと。
 事後学修:研究演習3年に向けて簿記処理とディスカッションの基礎を復習しておくこと。


【予習・復習】

 ・予習の時間⇒ 1回〜30回:2時間程度
 ・復習の時間⇒ 1回〜30回:2時間程度

(予習の詳細)
 1回:仕訳の基礎の復習を行っておくこと。
  2回〜19回:指定教科書を読み内容を理解しておくこと。
 20回〜24回:ブレインストーミングや議論に係る資料を探すこと(インターネット等で入手を)。
 25回〜30回:議論の仕方に関する資料を読んでおくこと。

(復習の詳細)
  1回〜19回:学習した仕訳に関する問題を復習しておくこと。
 20回〜30回:ブレインストーミングや議論の内容に関する資料を探しておくこと。


【授業関連科目】

会計学基礎1〜2・簿記論1〜4・会計学など会計に関する基礎科目


【成績評価方法・注意】

成績は簿記処理に関するレポート,発表成果および質疑にて評価する。また,各章の発表後に講評を行う。なお,グループワークの結果報告は,PowerPointを利用して報告してもらう。

<注意>
 1年次と同様,出席することが大前提である。ゆえに,何らかの理由で欠席する場合は,それを証明できるものを持参されたい。また,授業計画の<受講上の注意点>でも示しているように,原則,会計専門コースの履修者のみが履修可能である。


【教科書】

著者:滝澤ななみ 書名:イメージで攻略 わかる!受かる!日商簿記検定3級 テキスト&問題集 2021年度版 出版社:マイナビ出版


【参考書】

著者:TAC簿記検定講座 書名:合格テキスト 日商簿記3級 出版社:TAC出版
著者:資格の大原 書名:大原で合格る日商簿記3級 出版社:中央経済社

シラバス2

【授業形態】

講義 演習 実習・実技 実験
     

【授業方法】

受動型 アクティブラーニング その他
課題解決型 ディスカッション
ディベート
グループワーク
ペアワーク
プレゼン
テーション
フィールド
スタディ
その他
     

【受講生のPC等使用】

PC・タブレット
(教室に備付)
PC・タブレット
(学生自身が準備)
スマートフォン その他
     

【初年次教育】

 

【接続科目】

地域社会 国際社会 産業界 大学院進学
     

【評価(方法)手段】

評価(方法)手段 学部・学科カリキュラム・ポリシー(CP)
知能・技能 思考・判断・表現力 主体性・態度
CP1 CP2 CP3 CP4 CP5 CP6 CP7 CP8 CP9
専門知識 一般知識 思考力 判断力 会話・文章力 意欲・責任感 協調性 持続性 倫理観
評価(方法)手段    
学習目標(比率) 30% 10% 30% 10% 10% 5% 5%
評価手段(比率) 試験
小テスト
レポート 25% 20 5
成果発表 35% 10 5 10 5 5
受講態度 40% 5 20 5 5 5
その他
対応するディプロマ・ポリシー(DP) 知能・技能 思考・判断・表現力 主体性・態度
DP1 DP2 DP3 DP4 DP5 DP6 DP7 DP8 DP9
専門知識 一般知識 思考力 判断力 会話・文章力 意欲・責任感 協調性 持続性 倫理観
   

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