シラバス1
【授業の目的】
取り挙げる内容は、IT技術を背景した流通企業の戦略を研究することであり、これらの企業が提供する分析機能を市場分析やマーケティングに応用すことを学ぶ。これらの内容は、知識的な面のみならず、研究活動の中で、顧客動向を獲得することや種種分布・配置の視覚化などの能力向上にも貢献する。 講義内の質疑や議論なども活発に行います。
【到達目標】
流通・マーケティング分野はコンピュータや情報ネットワークの技術により大きく変化している。これらの中で前半ではWebを基盤とするAmazonやGoogleなどのビジネスモデルを理解し応用を研究する。後半ではマーケティングの重要手法である地理情報システム(GIS)に学びその実践を行う。 (1)「市場から学ぶ」マーケティング技法を自らの研究活動に活用できる。 (2)AmazonやGoogleなど先端企業を理解し説明できる。 (3)GISを使って地理情報分析が出来る。自らの研究における分析や公表に活用することができる。 受講状況に応じて輪読や実習も交える予定である。
【授業計画】
配布するプリントは全回で参照し使用する オンライン対応時の授業方法:大学講義案内(LMS)科目掲示板と登録電子メール
○教室以外・海外受講者: LMS科目掲示板と登録電子メール ※海外で入国できない場合のみ(日本国内の者は次の教室受講のみ) 毎回内容は、教室講義前にLMS(登録メール)で送付して指示する ○教室受講者: プリントを1回目に紙で手渡し対面で講義する 非接触に切り替わった時に、LMSにて指示して海外受講と同様に行う(LMSと登録メール)
プリント入手 どちらの場合にも履修締切のあと、受講者全員にメールにて、 PDFファイルを添付送付する。また教室受講者には1回目紙で配布する
「海外から受講」者に別途指示するサイトより 各自でダウンロードし入手する(PDFファイル) 第 1回 情報ネットによるWebシステム 教科書第1章 情報ネットワークとマーケティングの関連性を考察する。 教科書は第1回に配布する。 事前: 代表的マーケ手法を調べる 事後: マーケ手法をまとめる
第 2回 消費者の購買志向の類型 教科書2-1〜2-3 分析ツールの活用により顧客動向の把握方法を研究する。 事前: 顧客動向をネットで把握するには 事後: どのような傾向がつかめるか
第 3回 Webによる傾向のとらえ方 教科書2-4〜2-9 2つの事例をもとに製品とライバルのマーケティングを 研究する。 事前: 2-4から2-9を予習しておく 事後: 知りえたことをまとめておく
第 4回 グーグルトレンドの活用(実習) 分析ツール「グーグルトレンド」の分析機能の詳細を学び、このツールに よりこれまでの消費者動向を把握する技法に精通する。 事前: webでグーグルトレンドを実習しておく 事後: グーグルトレンドで判明する事項をまとめておく
第 5回 PLMとPDCAサイクル 参考書4 経営の基本的精神を学び、グーグルやアマゾンにおける企業理念やその戦略を 検討する。 事前: PLMとPDCAサイクルを調べておく 事後: PLMを説明しPDCAサイクルをまとめる
第 6回 ターゲットの確定技法 教科書4-1〜4-2 マーケティングにおける仮説の設定について学び、分析対象 となるターゲット選定について研究する。 事前 ターゲットや仮説を設定しない場合の不利益とは 事後 ターゲットや仮説設定の意義を説明する
第 7回 マーケットセグメンテーション 教科書4-3〜4-4 セグメンテーション、ターゲットそしてポジショニングを研究 することで、対象の絞込みを精密にかつ系統的に行うことを学ぶ。 事前: 絞込みの目的や意義 事後: セグメンテーションを行い絞り込む 第 8回 ペルソナの設定 教科書4-5〜4-7 理想的な顧客像ペルソナを設定し商品企画に活用するマーケティング 技法を修得し、その適用について考察を深める 事前: ペルソナの目的を知る 事後: ペルソナの適応をまとめる
第 9回 ブランド化の挑戦 教科書第6章 教科書第6章 ブランドの持つ優位性を論じ、 ブランド化を図る上での成功要素を学習する。 事前: ブランド化の目的・事例を調べる 事後: 真のブランドの目標を探る
第10回 GISの概念と基本操作 参考書1、2 地理情報システムの目的とマーケティングへの応用を研究する。 事前: GISに初めて接する予備知識を調べる。 事後: このシステムの目標や目的は何か。
第11回 緯度経度、座標系〜アドレスマッチング 参考書2 GISが取り扱う空間、座標系の知識を修得し、GISのために 基本的事項となる、アドレスマッピング(ジオコード)について学ぶ 事前: アドレスマッピングの役割を調べる。 事後: 空間系を理解し説明する。
第12回 背景地図の描画 参考書2 GISで使用する各種地図情報についての知識を深め、目的に 合致した背景地図を取り扱うための技法などを研究する。 事前: 背景地図はなぜ必要か考える。 事後: 地図情報の重ね合わせを理解する。
第13回 さまざまな視覚化 参考書1 GISの持つ様々な描画技法を研究することで、目的に応じた 視覚化が可能となり、マーケティングに要求される様々な様式の描画に対応する。 事前: GISではどのような視覚化が可能か。 事前: 視覚化をまとめる。
第14回 出店分布や顧客分布を地図上に いくつかの実際データをもとに、第11回〜第14回までの総合的実習を行い、 複雑な情報をGISにより「見える化」を研究する。 事前: 実習するGISの基本を知る。 事後: 実習GISを操作できる。
第15回 GISによるエリア分析実習 事前: 例題をGISで分析する。 事後: 不足した個所を補いGIS分析を手掛ける。
定期試験 予定しない
【予習・復習】
予習2時間 配布資料に関連する事項の補足 復習2時間 学習内容の確認と自己による実習
【授業関連科目】
【成績評価方法・注意】
レポート75%、毎回の課題や受講態度25% 非接触では課題解答を重視し、教室では質疑応答などを重視する
【教科書】
プリントを配布する
【参考書】
適宜指示する
著者:張 長平 書名:情報システムを用いた空間データ分析 出版社:古今書院
著者:G.J.マギー等 書名:GIS原論−原理と応用− 出版社:古今書院
著者:石田 晴久郎 書名:クラウド グーグルの次世代戦略で読み解く2015年 出版社:インプレス社
著者:S.レベッカ 書名:アマゾンドットコム 書店から発展を続ける 出版社:三修社
シラバス2
【授業形態】
【授業方法】
受動型 |
アクティブラーニング |
その他 |
課題解決型 |
ディスカッション ディベート |
グループワーク ペアワーク |
プレゼン テーション |
フィールド スタディ |
その他 |
○ |
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【受講生のPC等使用】
PC・タブレット (教室に備付) |
PC・タブレット (学生自身が準備) |
スマートフォン |
その他 |
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【初年次教育】
【接続科目】
【評価(方法)手段】
評価(方法)手段 |
学部・学科カリキュラム・ポリシー(CP) |
知能・技能 |
思考・判断・表現力 |
主体性・態度 |
CP1 |
CP2 |
CP3 |
CP4 |
CP5 |
CP6 |
CP7 |
CP8 |
CP9 |
専門知識 |
一般知識 |
思考力 |
判断力 |
会話・文章力 |
意欲・責任感 |
協調性 |
持続性 |
倫理観 |
評価(方法)手段 |
○ |
○ |
○ |
○ |
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○ |
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学習目標(比率) |
20% |
20% |
20% |
20% |
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20% |
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評価手段(比率) |
試験 |
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小テスト |
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レポート |
75% |
15 |
15 |
15 |
15 |
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15 |
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成果発表 |
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受講態度 |
25% |
5 |
5 |
5 |
5 |
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5 |
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その他 |
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対応するディプロマ・ポリシー(DP) |
知能・技能 |
思考・判断・表現力 |
主体性・態度 |
DP1 |
DP2 |
DP3 |
DP4 |
DP5 |
DP6 |
DP7 |
DP8 |
DP9 |
専門知識 |
一般知識 |
思考力 |
判断力 |
会話・文章力 |
意欲・責任感 |
協調性 |
持続性 |
倫理観 |
○ |
○ |
○ |
○ |
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○ |
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