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簿記論VI 2単位   経済   経営 1年以上
1年以上        
内田 浩徳 後期1コマ クラス:  

シラバス1

【授業の目的】

 経営学部経営学科に係る専門科目(選択必修科目)として,本学の教育目標である「専門学術の振興」に貢献することが授業目標です。他学科の学生にとっては,「幅広い学習機会」にもなります。

【到達目標】

受講生が受講後に以下のようなことができるようになることを到達目標としています。

1. 株式会社簿記,税金及び決算手続き並びに本支店間の簿記処理ができる。

2. リース,外貨建取引及び税効果会計の簿記処理ができる。


【授業計画】

<講義スタイル>
 講義形態は,対面講義で実施します。学校閉鎖時にはYouTubeを利用して講義(以下,オンライン講義。)をします。オンライン講義時には毎回課題を課します。課題の提出時間は,適時ご案内します。

<この講義のねらい>
 複式簿記は,はるか昔から利用されている手続きであり,諸君らが読んだことがある本に中にも登場することがあります。たとえは,デフォー『ロビンソンクルーソー』やゲーテ『ヴィルヘルム・マイスターの修業時代』などを挙げることができます。とりわけ,前者の『ロビンソンクルーソー』は,児童書などで読んだことがある人もいるかもしれませんが,そこでは複式簿記の考え方が示されています。
 そもそも複式簿記とは,財産の変動と損益を二面的に捉えて記録する手続きをいい,それによって企業の財政状態や経営成績を明らかにし,利害関係者等の意志決定に有用な情報を提供することを目的としています。ロビンクルーソーの状況とは異なり,今日のように多くの人が市場に参加する時代においては,ある一定のルールがなければ,上記の簿記の目的を達成することはできません。本講義では,そのルール(簿記手続き)を学びます。

<講義内容>
 簿記論6では,株式会社簿記および税金に係る簿記処理,決算整理手続き,本支店間,リース,外貨立て取引並びに税効果会計に係る簿記処理を中心に講義します。その大まかな各コマにおける講義タイトルと主題は下記の通りになっています。

1 簿記論に関する基礎知識(教科書:第1章〜第5章・第7章〜第8章)
   事前学修:これまで学んできた簿記論について復習しておくこと
   事後学修:配布レジメの確認
2  株式会社の設立(教科書:第10章)
   事前学修:株式会社設立に関する箇所を読んでおくこと
   事後学修:配布レジメの確認
3  剰余金の配当(教科書:第10章)
   事前学修:剰余金の配当に関する箇所を読んでおくこと
   事後学修:配布レジメの確認
4  会社の合併(教科書:第10章)
   事前学修:合併に係る簿記処理に関する箇所を読んでおくこと
   事後学修:配布レジメの確認
5 株主資本等変動計算書(教科書:第10章)
   事前学修:株主資本等変動計算書とはどのような計算書なのかを把握しておくこと
   事後学修:配布レジメの確認
6  法人税等の処理(教科書:第11章)
   事前学修:法人税等の記帳法に関する箇所を読んでおくこと
   事後学修:配布レジメの確認
7 消費税の処理(教科書:第11章)
   事前学修:消費税の記帳に関する箇所を読んでおくこと
   事後学修:配布レジメの確認
8 商品売買取引(教科書:第6章)
   事前学修:売上原価対立法に関する箇所を読んでおくこと
   事後学修:配布レジメの確認
9 リース取引(教科書:第12章)
   事前学修:リース会計に関する箇所を読んでおくこと
   事後学修:配布レジメの確認
10 外貨建取引(教科書:第13章)
   事前学修:外貨建取引に係る箇所を読んでおくこと
   事後学修:配布レジメの確認
11 税効果会計(教科書:第14章)
   事前学修:税効果会計に関する箇所を読んでおくこと
   事後学修:配布レジメの確認
12 棚卸減耗損と商品評価損の簿記処理(教科書:第6章)
   事前学修:棚卸評価損と商品評価損に係る箇所を読んでおくこと
   事後学修:配布レジメの確認
13 精算表の作成(教科書:第15章)
   事前学修:精算表に係る箇所を読んでおくこと
   事後学修:配布レジメの確認
14 本支店間の取引(教科書:第16章)
   事前学修:本支店会計に関する箇所を読んでおくこと
   事後学修:配布レジメの確認
15 後期のまとめ(教科書:第1章〜第16章)
   事前学修:これまで学んだ箇所を把握しておくこと
   事後学修:配布レジメの確認
定期試験


【予習・復習】

・予習の時間:1時間程度
 教科書を読むことで,当該時間に関連する仕訳の取引内容を把握しておくこと。

・復習の時間:3時間程度
 講義で行った取引について,再度教科書を読み,問題集を解くこと。


【授業関連科目】

簿記論1〜5,会計学,財務諸表論1〜2 など会計関連科目


【成績評価方法・注意】

修得試験及び定期試験

<詳しい配点>
修得試験(50点)
定期試験(50点)
上記の到達目標をどの程度達成したのかについて仕訳問題や精算表等で評価します。
試験終了後に,掲示等にて講評を行います。

<注意>
1 出席について,対面時はセキュリティシートで,オンライン時は課題で取ります。
2 本講義はいわゆる簿記検定対策ではないことに留意してください。
3 人によっては速いペースかもしれませんので,必ず復習をしておいて下さい。
4 簿記論6は,簿記論1〜5の知識を前提として講義します。


【教科書】

著者:渡部裕亘・片山覚・北村敬子 編著 書名:検定簿記講義/2級商業簿記 出版社:中央経済社
著者:渡部裕亘・片山覚・北村敬子 編著 書名:検定簿記ワークブック(2級/商業簿記) 出版社:中央経済社


【参考書】

適宜指示する



シラバス2

【授業形態】

講義 演習 実習・実技 実験
     

【授業方法】

受動型 アクティブラーニング その他
課題解決型 ディスカッション
ディベート
グループワーク
ペアワーク
プレゼン
テーション
フィールド
スタディ
その他
             

【受講生のPC等使用】

PC・タブレット
(教室に備付)
PC・タブレット
(学生自身が準備)
スマートフォン その他
     

【初年次教育】

 

【接続科目】

地域社会 国際社会 産業界 大学院進学
     

【評価(方法)手段】

評価(方法)手段 学部・学科カリキュラム・ポリシー(CP)
知能・技能 思考・判断・表現力 主体性・態度
CP1 CP2 CP3 CP4 CP5 CP6 CP7 CP8 CP9
専門知識 一般知識 思考力 判断力 会話・文章力 意欲・責任感 協調性 持続性 倫理観
評価(方法)手段            
学習目標(比率) 60% 20% 20%
評価手段(比率) 試験 50% 30 10 10
小テスト 50% 30 10 10
レポート
成果発表
受講態度
その他
対応するディプロマ・ポリシー(DP) 知能・技能 思考・判断・表現力 主体性・態度
DP1 DP2 DP3 DP4 DP5 DP6 DP7 DP8 DP9
専門知識 一般知識 思考力 判断力 会話・文章力 意欲・責任感 協調性 持続性 倫理観
           

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