シラバス1
【授業の目的】
事業者を名宛人とする独占禁止法をはじめとする経済法は,企業が経済活動を行う上での基本ルールであって,市場経済体制における競争政策という公共的側面からの民事法・商事法の修正原理で構成される。本講では,独占禁止法を中心に具体的な事例を交えながらその運用の実態もふまえて理解を深めることをめざす。
【到達目標】
独占禁止法の基本概念を理解するとともに、時間の許す範囲で、各論(とりわけ下記授業計画13の私的独占の禁止)について、代表的な事例(審決例・裁判例)を交えながらその運用のあり方について理解できるようになること。こうした独占禁止法の知識は,企業に就職し法務および契約実務に携わる局面で重要であるばかりではなく、消費者である一般市民として社会経済生活にかかわる上で不可欠なものであるといえよう。 また、最低でも、独占禁止法などの個々の条文を読んで、具体的にどのようなことが規定されているのか理解できるようになってほしい。
【授業計画】
授業形態:講義 授業方法:受動型
〈独占禁止法総論〉 1.経済法の概念・隣接法とのかかわり 事前学修:とくになし 事後学修:配布した資料・レジュメを読み込むこと。
2.経済法・独占禁止法の歴史 事前学修:教科書・判例百選に目を通すこと(前の講義で範囲は指示する)。 事後学修:その日に扱った範囲に対応する教科書・判例百選をもう一度読み、配布した資料・レジュメを読み込むこと。
3.独占禁止法の目的 事前学修:教科書・判例百選に目を通すこと(前の講義で範囲は指示する)。 事後学修:その日に扱った範囲に対応する教科書・判例百選をもう一度読み、配布した資料・レジュメを読み込むこと。
4.独占禁止法の構成〜競争の実質的制限・公正競争阻害性〜 事前学修:教科書・判例百選に目を通すこと(前の講義で範囲は指示する)。 事後学修:その日に扱った範囲に対応する教科書・判例百選をもう一度読み、配布した資料・レジュメを読み込むこと。
5.「事業者」・「事業者団体」の意義 事前学修:教科書・判例百選に目を通すこと(前の講義で範囲は指示する)。 事後学修:その日に扱った範囲に対応する教科書・判例百選をもう一度読み、配布した資料・レジュメを読み込むこと。
6.「公共の利益に反して」 事前学修:教科書・判例百選に目を通すこと(前の講義で範囲は指示する)。 事後学修:その日に扱った範囲に対応する教科書・判例百選をもう一度読み、配布した資料・レジュメを読み込むこと。
7.独占禁止法の適用除外制度 事前学修:教科書・判例百選に目を通すこと(前の講義で範囲は指示する)。 事後学修:その日に扱った範囲に対応する教科書・判例百選をもう一度読み、配布した資料・レジュメを読み込むこと。
8.公正取引委員会の組織と権限 事前学修:教科書・判例百選に目を通すこと(前の講義で範囲は指示する)。 事後学修:その日に扱った範囲に対応する教科書・判例百選をもう一度読み、配布した資料・レジュメを読み込むこと。
9.違反事件の処理手続〜排除措置を中心に〜 事前学修:教科書・判例百選に目を通すこと(前の講義で範囲は指示する)。 事後学修:その日に扱った範囲に対応する教科書・判例百選をもう一度読み、配布した資料・レジュメを読み込むこと。
10.課徴金・ガイドラインなど 事前学修:教科書・判例百選に目を通すこと(前の講義で範囲は指示する)。 事後学修:その日に扱った範囲に対応する教科書・判例百選をもう一度読み、配布した資料・レジュメを読み込むこと。
11.刑事制裁 事前学修:教科書・判例百選に目を通すこと(前の講義で範囲は指示する)。 事後学修:その日に扱った範囲に対応する教科書・判例百選をもう一度読み、配布した資料・レジュメを読み込むこと。
12.私法的救済〜損害賠償・差止め請求など〜 事前学修:教科書・判例百選に目を通すこと(前の講義で範囲は指示する)。 事後学修:その日に扱った範囲に対応する教科書・判例百選をもう一度読み、配布した資料・レジュメを読み込むこと。
〈私的独占の禁止〉
13.私的独占の禁止 事前学修:教科書・判例百選に目を通すこと(前の講義で範囲は指示する)。 事後学修:その日に扱った範囲に対応する教科書・判例百選をもう一度読み、配布した資料・レジュメを読み込むこと。
〈カルテルの規制〉
14.不当な取引制限の禁止 事前学修:教科書・判例百選に目を通すこと(前の講義で範囲は指示する)。 事後学修:その日に扱った範囲に対応する教科書・判例百選をもう一度読み、配布した資料・レジュメを読み込むこと。
15.事業者団体の活動規制 事前学修:教科書・判例百選に目を通すこと(前の講義で範囲は指示する)。 事後学修:その日に扱った範囲に対応する教科書・判例百選をもう一度読み、配布した資料・レジュメを読み込むこと。
16.行政指導とカルテル 事前学修:教科書・判例百選に目を通すこと(前の講義で範囲は指示する)。 事後学修:その日に扱った範囲に対応する教科書・判例百選をもう一度読み、配布した資料・レジュメを読み込むこと。
17.価格の同調的引上げの理由報告制度 事前学修:教科書・判例百選に目を通すこと(前の講義で範囲は指示する)。 事後学修:その日に扱った範囲に対応する教科書・判例百選をもう一度読み、配布した資料・レジュメを読み込むこと。
〈不公正な取引方法の規制〉
18.不公正な取引方法概論 事前学修:教科書・判例百選に目を通すこと(前の講義で範囲は指示する)。 事後学修:その日に扱った範囲に対応する教科書・判例百選をもう一度読み、配布した資料・レジュメを読み込むこと。
19.排他条件付取引・再販売価格の拘束・拘束条件付取引 事前学修:教科書・判例百選に目を通すこと(前の講義で範囲は指示する)。 事後学修:その日に扱った範囲に対応する教科書・判例百選をもう一度読み、配布した資料・レジュメを読み込むこと。
20.不当な差別的取引 事前学修:教科書・判例百選に目を通すこと(前の講義で範囲は指示する)。 事後学修:その日に扱った範囲に対応する教科書・判例百選をもう一度読み、配布した資料・レジュメを読み込むこと。
21.不当廉売・不当高価購入 事前学修:教科書・判例百選に目を通すこと(前の講義で範囲は指示する)。 事後学修:その日に扱った範囲に対応する教科書・判例百選をもう一度読み、配布した資料・レジュメを読み込むこと。
22.欺瞞的顧客誘引・抱き合わせ販売など 事前学修:教科書・判例百選に目を通すこと(前の講義で範囲は指示する)。 事後学修:その日に扱った範囲に対応する教科書・判例百選をもう一度読み、配布した資料・レジュメを読み込むこと。
23.優越的地位の濫用 事前学修:教科書・判例百選に目を通すこと(前の講義で範囲は指示する)。 事後学修:その日に扱った範囲に対応する教科書・判例百選をもう一度読み、配布した資料・レジュメを読み込むこと。
24.競争者の事業活動の不当妨害 事前学修:教科書・判例百選に目を通すこと(前の講義で範囲は指示する)。 事後学修:その日に扱った範囲に対応する教科書・判例百選をもう一度読み、配布した資料・レジュメを読み込むこと。
〈結合・集中規制〉
25.企業結合の規制概論 事前学修:教科書・判例百選に目を通すこと(前の講義で範囲は指示する)。 事後学修:その日に扱った範囲に対応する教科書・判例百選をもう一度読み、配布した資料・レジュメを読み込むこと。
26.独占的状態に対する措置 事前学修:教科書・判例百選に目を通すこと(前の講義で範囲は指示する)。 事後学修:その日に扱った範囲に対応する教科書・判例百選をもう一度読み、配布した資料・レジュメを読み込むこと。
27.持株会社の規制 事前学修:教科書・判例百選に目を通すこと(前の講義で範囲は指示する)。 事後学修:その日に扱った範囲に対応する教科書・判例百選をもう一度読み、配布した資料・レジュメを読み込むこと。
28.大規模会社・金融会社の株式保有の制限 事前学修:教科書・判例百選に目を通すこと(前の講義で範囲は指示する)。 事後学修:その日に扱った範囲に対応する教科書・判例百選をもう一度読み、配布した資料・レジュメを読み込むこと。
29.会社の役員兼任の制限
事前学修:教科書・判例百選に目を通すこと(前の講義で範囲は指示する)。 事後学修:その日に扱った範囲に対応する教科書・判例百選をもう一度読み、配布した資料・レジュメを読み込むこと。
30.会社の合併の制限 事前学修:教科書・判例百選に目を通すこと(前の講義で範囲は指示する)。 事後学修:その日に扱った範囲に対応する教科書・判例百選をもう一度読み、配布した資料・レジュメを読み込むこと。
31.定期試験
なお、緊急事態宣言発令など何らかの事情で対面講義が実施できない場合は、Zoomを使用したオンラインで講義を行う。
【予習・復習】
<予習・復習について> 本講では、とくに予習を求めないが(必要があれば、授業中に指示します)、各回4時間程度の復習はしていただきたい。各回に対応する教科書などを用いての予習の範囲は、授業中に指示します。
【授業関連科目】
前述のように、経済法は一般私法の修正原理で構成されるため、民法・商法(会社法含む)を土台としている。また、手続き面では行政法の一部領域とも関連がある。
【成績評価方法・注意】
成績評価方法:期末試験約8割、その他1〜2割で小テストなど。 原則として,期末試験で評価する。ただし,受講人数によっては,(出席することは当然として)授業の参加態度・小テスト等を成績評価に反映させる。 なお、緊急事態宣言発令など何らかの事情で期末試験が実施できない場合は、上小テストのほかミニレポートを数回課し、出席点(授業中教員の質問に答えること)なども加味して成績評価をする。
【教科書】
著者:岸井大太郎・向田尚範・和田健夫・大槻文俊・川島富士雄・稗貫俊文著 書名:経済法(第9版) 出版社:(有斐閣アルマSPECIALIZED・2020年3月発行予定)
著者:舟田正之=金井貴嗣=泉水文雄編 書名:経済法判例・審決百選第2版(別冊ジュリスト) 出版社:(有斐閣・2017年)
著者: 書名:独占禁止法・不公正な取引方法・不正競争防止法・不当景品類及び不当表示防止法(景表法)が掲載されている六法は必ず授業に持参すること。なお、独占禁止法は4年前の国会で大幅な法改正が行われたので、その六法は平成28年度版以降のものを用意すること。 出版社:
【参考書】
適宜指示する
シラバス2
【授業形態】
【授業方法】
受動型 |
アクティブラーニング |
その他 |
課題解決型 |
ディスカッション ディベート |
グループワーク ペアワーク |
プレゼン テーション |
フィールド スタディ |
その他 |
○ |
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|
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【受講生のPC等使用】
PC・タブレット (教室に備付) |
PC・タブレット (学生自身が準備) |
スマートフォン |
その他 |
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【初年次教育】
【接続科目】
【評価(方法)手段】
評価(方法)手段 |
学部・学科カリキュラム・ポリシー(CP) |
知能・技能 |
思考・判断・表現力 |
主体性・態度 |
CP1 |
CP2 |
CP3 |
CP4 |
CP5 |
CP6 |
CP7 |
CP8 |
CP9 |
専門知識 |
一般知識 |
思考力 |
判断力 |
会話・文章力 |
意欲・責任感 |
協調性 |
持続性 |
倫理観 |
評価(方法)手段 |
○ |
|
○ |
|
|
|
○ |
○ |
|
学習目標(比率) |
65% |
|
20% |
|
|
|
5% |
10% |
|
評価手段(比率) |
試験 |
80% |
60 |
|
10 |
|
|
|
|
10 |
|
小テスト |
10% |
5 |
|
5 |
|
|
|
|
|
|
レポート |
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|
|
|
|
|
|
|
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成果発表 |
|
|
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|
|
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|
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|
受講態度 |
10% |
|
|
5 |
|
|
|
5 |
|
|
その他 |
|
|
|
|
|
|
|
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対応するディプロマ・ポリシー(DP) |
知能・技能 |
思考・判断・表現力 |
主体性・態度 |
DP1 |
DP2 |
DP3 |
DP4 |
DP5 |
DP6 |
DP7 |
DP8 |
DP9 |
専門知識 |
一般知識 |
思考力 |
判断力 |
会話・文章力 |
意欲・責任感 |
協調性 |
持続性 |
倫理観 |
○ |
|
○ |
|
|
|
|
○ |
|
|
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