教員名
講義名
シラバストップへ
 
科学と哲学 2単位 1年以上 経済 1年以上 経営 1年以上
1年以上        
九鬼 一人 前期1コマ クラス:  

シラバス1

【授業の目的】

授業の位置付け:DP2一般知識、DP3思考力、DP9倫理観
 過去の科学では、哲学と科学が渾然一体化していた。その文脈で科学と哲学(宗教)の関係を歴史的に考察する。科学に対する複眼的な考察の機会を与え、幅広く深い教養を培う。

 

【到達目標】

 HPは改訂中。高校の理科で学んだことの歴史的背景を知ることができる。科学も宗教と同じく「かんねんけいたい」(検索してみよう)であることを理解できる。
1.科学と宗教の関係についての基礎知識を習得できる。
 科学と人生の問題の関係に踏み込めるよう、配慮した。すなわち、人生観・世界観について内省を培える。
2.コペルニクス・ガリレオ・ニュートンの科学の基礎知識・その哲学的背景を理解し、説明できる。


【授業計画】

 期末テストはしません。この授業は対面授業80名、その他の人はオンラインで授業をします。初回に対面授業の80名を抽選で選びます(抽選場所については詳しくは追って指示します)。受講者は皆、教務課の所定の場所に金曜日16:00までに提出すること。対面授業分も含めて、小レポートは研究室横のトレイで返却します。
 オンライン受講者には講義掲示板にyoutubeのURL及び、添付小レポートが木曜日12:30までに掲載されます。小レポートを印刷したうえ課題をこなしてください(オンライン受講者希望者で、印刷が不可能な人は受講を断念してください。対面授業受講者には小レポートを授業中配布します)。オンライン受講者は、九鬼のHPを印刷することが必須です。
なお小テスト(期末レポート)の提出は、紙媒体で提出できる場合に限ります。
 学校閉鎖時はオンライン(youtube+九鬼のHP+メールによる課題解答)に一本化します。注意・オンラインに一本化されたとき、メール添付ファイルでの提出は原則として認めません。
 参考書・及び教材は掲示板から一回ごとパッケージにして配ります。

一、授業の位置付け:CP2一般知識、CP3思考力、CP9倫理観
二、授業の形態:講義
三、授業方法:受動型

 HP(更新中)の閲覧によって授業を進める。毎回、小レポートの添削によって理解度の評価を行う。

1 .古代の天文学・天動説 アリストテレスの宇宙像 第二章第一節
   神の目的の名のもとでの宇宙観 事前学修:HP閲覧 事後学修:配布資料の整理
2 .古代の天文学・天動説 プトレマイオスの体系  第二章第一節
   天動説でも見かけの運動は説明できる    事前学修:HP閲覧 事後学修:配布資料の整理
3 . コペルニクスの意義 「回転について序文」   第二章第二節
   地動説はふつう考えられるように単純な体系でない
                        事前学修:HP閲覧 事後学修:配布資料の整理
4 .コペルニクスの意義 新プラトン主義の影響  第二章第二節
   新プラトン主義の太陽崇拝の影響か?コペルニクスの原典新訳で検討する
                        事前学修:HP閲覧 事後学修:配布資料の整理
5 .ケプラーと新天文学  新プラトン主義の影響  第二章第三節
   新プラトン主義の神秘主義         事前学修:HP閲覧 事後学修:配布資料の整理
6 .古代の運動力学 アリストテレス自然学     第四章第一節
   自然の本性に従って「変化」する      事前学修:HP閲覧 事後学修:配布資料の整理
7 .アリストテレス力学の変容           第四章第二節
   中世の運動力学・数式を若干使います    事前学修:HP閲覧 事後学修:配布資料の整理
8 .ガリレオ・ガリレイ  自然落下        第四章第三節
   実証主義???               事前学修:HP閲覧 事後学修:配布資料の整理
9 .ガリレオ・ガリレイ  ガリレオの天体観察
   俗に、アリストテレス天文学に実証的反例を示した、と言われる
                        事前学修:HP閲覧 事後学修:配布資料の整理
10. ガリレオ・ガリレイ  月の観察・ガリレオのスケッチは正確か
   正確か・不正確か議論は分かれる      事前学修:HP閲覧 事後学修:配布資料の整理
11. ブレヒトの戯曲を題材にしてガリレオ裁判の真相を知る
    参考書:B.ブレヒト(1995)千田是也訳『ガリレイの生涯 』
   (ブレヒト戯曲選集; 第3巻)白水社。     事前学修:HP閲覧 事後学修:配布資料の整理
12. ガリレオ・ガリレイによる新力学       第四章第四節
   加速度について              事前学修:HP閲覧 事後学修:配布資料の整理
13.ニュートン力学の成立 ニュートンに消された男フック 第四章第五節
   逆二乗の法則はフックによっても同時発見されていた。
                        事前学修:HP閲覧 事後学修:配布資料の整理
14. ニュートン力学の神学的前提         第四章第六節
   対象の大きさのまま、それを把握する神   事前学修:HP閲覧 事後学修:配布資料の整理
15.科学とキリスト教・まとめ(「モード1以前」の科学)
   科学の宗教からの分離           事前学修:HP閲覧 事後学修:配布資料の整理

 


【予習・復習】

予習二時間:資料その他で予習のこと。
復習二時間:配布資料の復習(必要事項は暗記の事)。


【授業関連科目】

こころの哲学・思考の論理的形式II


【成績評価方法・注意】

 期末試験はしません。小レポートを平常点として計算する。評価不能の小レポートを提出しても平常点に加算しない(出席回数ではなく、取り組み方を評価する)。フィードバックとしては、応答可能な小レポートにコメントをつけ次回返却する。第十五回目に小テスト(実質は期末レポート:歴史的な問題を出します。教務課のいつもと違う小レポート提出場所に提出)を課す。平常点:期末レポート=7:3。なお授業中、スマホによる検索を許可する。


【教科書】

プリントを配布する



【参考書】

著者:村上楊一郎 書名:『西欧近代科学』 出版社:新曜社


シラバス2

【授業形態】

講義 演習 実習・実技 実験
     

【授業方法】

受動型 アクティブラーニング その他
課題解決型 ディスカッション
ディベート
グループワーク
ペアワーク
プレゼン
テーション
フィールド
スタディ
その他
             

【受講生のPC等使用】

PC・タブレット
(教室に備付)
PC・タブレット
(学生自身が準備)
スマートフォン その他
     

【初年次教育】

 

【接続科目】

地域社会 国際社会 産業界 大学院進学
       

【評価(方法)手段】

評価(方法)手段 学部・学科カリキュラム・ポリシー(CP)
知能・技能 思考・判断・表現力 主体性・態度
CP1 CP2 CP3 CP4 CP5 CP6 CP7 CP8 CP9
専門知識 一般知識 思考力 判断力 会話・文章力 意欲・責任感 協調性 持続性 倫理観
評価(方法)手段            
学習目標(比率) 50% 40% 10%
評価手段(比率) 試験
小テスト 25% 20 5
レポート 65% 30 30 5
成果発表
受講態度 10% 5 5
その他
対応するディプロマ・ポリシー(DP) 知能・技能 思考・判断・表現力 主体性・態度
DP1 DP2 DP3 DP4 DP5 DP6 DP7 DP8 DP9
専門知識 一般知識 思考力 判断力 会話・文章力 意欲・責任感 協調性 持続性 倫理観
           

戻る
 
Copyright (c) 2004 okayama shoka university co.,Ltd All Rights Reserved