シラバス1
【授業の目的】
西洋倫理思想の概要とその思想史的位置づけについて、哲学者の主要テキストの抜粋を読みこみながら、そこにみられる根本思想を把握することにつとめる。それと同時に、思想史のなかでの意味と位置づけを提示していく。講義様式や扱うテキストについては、受講者数を勘案する。
【到達目標】
倫理学の基本的かつ本質的考え方について、現代思想的な観点から理解する。これによって、現代世界に特有な思考様式の由来についての洞察を獲得する。現代社会を生きる上で、何が問題であるのか、自分自身がよく生きるためになにが重要であるかを考えることを目指す。
【授業計画】
第1回:ガイダンス 倫理学とは何か
第2回:カントの倫理学―欲望と倫理の問題圏
第3回:ドイツ観念論の倫理学―宗教は倫理の代替となるか
第4回:若きヘーゲルの倫理学構想―愛と所有の問題
第5回:体系期のヘーゲル―労働とは何か
第6回:ヘーゲル以後の倫理学の動向―倫理学は過去のものか
第7回:カッシーラーの人間論―動物と人間の区別の再考
第8回:ジェイムズの禁欲論―宗教は禁欲が核心か ・事前学習:これまでの講義で配布されたプリントの復習 ・事後学習:指示された書籍を手にとって自主的に学習する 第9回:シェーラーハイデガーの人間学―人間の過剰性にどう対処するか
第10回:ベルクソンの宗教・倫理
第11回:フロイトの欲望論―欲望の抑止が文明の進歩を生むのか
第12回:フロイトの共同体論―個人の欲望と共同体の存立
第13回:フランクフルト学派の哲学―言語的交通が倫理の基礎になるか
第14回:倫理学の課題
第15回:まとめ ・事前学習:レポート作成に向けて疑問点を洗い出す ・事後学習:「欲望」という概念をもとに、これまでの講義を読み直す
【予習・復習】
予習;講義予定の哲学者たちの著作に図書館などでふれてなじんでおく。 復習;講義時に渡すプリントを読み直し、疑問点をあらいなおす。
【授業関連科目】
倫理学、哲学等。
【成績評価方法・注意】
小レポートを適宜作成してもらう。これについては、どのような意見が出たかについて次の講義で紹介し、フィードバックとする。小レポートの評価も受講態度として成績評価に加える。
【教科書】
教科書を使用しない
【参考書】
参考書を使用しない
シラバス2
【授業形態】
【授業方法】
受動型 |
アクティブラーニング |
その他 |
課題解決型 |
ディスカッション ディベート |
グループワーク ペアワーク |
プレゼン テーション |
フィールド スタディ |
その他 |
○ |
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【受講生のPC等使用】
PC・タブレット (教室に備付) |
PC・タブレット (学生自身が準備) |
スマートフォン |
その他 |
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【初年次教育】
【接続科目】
【評価(方法)手段】
評価(方法)手段 |
学部・学科カリキュラム・ポリシー(CP) |
知能・技能 |
思考・判断・表現力 |
主体性・態度 |
CP1 |
CP2 |
CP3 |
CP4 |
CP5 |
CP6 |
CP7 |
CP8 |
CP9 |
専門知識 |
一般知識 |
思考力 |
判断力 |
会話・文章力 |
意欲・責任感 |
協調性 |
持続性 |
倫理観 |
評価(方法)手段 |
○ |
○ |
○ |
|
○ |
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○ |
学習目標(比率) |
20% |
20% |
25% |
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20% |
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15% |
評価手段(比率) |
試験 |
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小テスト |
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レポート |
75% |
15 |
15 |
20 |
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15 |
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10 |
成果発表 |
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受講態度 |
25% |
5 |
5 |
5 |
|
5 |
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5 |
その他 |
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対応するディプロマ・ポリシー(DP) |
知能・技能 |
思考・判断・表現力 |
主体性・態度 |
DP1 |
DP2 |
DP3 |
DP4 |
DP5 |
DP6 |
DP7 |
DP8 |
DP9 |
専門知識 |
一般知識 |
思考力 |
判断力 |
会話・文章力 |
意欲・責任感 |
協調性 |
持続性 |
倫理観 |
○ |
○ |
○ |
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○ |
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○ |
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