シラバス1

【授業の目的】

ヨーロッパの先進諸国が近代以降の世界を制覇したことは誰もが知るところである。しかし、なぜそのようなことが可能であったのか。ヨーロッパに固有の、何らかの駆動力が作用したのだろうか。アラブ世界、中国、日本との比較も交えて考察すべき課題であろう。社会事象を的確にとらえられるよう、歴史に関する基礎的かつ巨視的な知識を身につけ、思考力と表現力をつちかうことを目標とする。

【到達目標】

１．近代とはどのような時代か。政治・経済・社会と、多面的にその特質を理解すること。
２．ヨーロッパが最初に資本主義化した理由を理解すること。
３．自分の意見を持ち、それをわかりやすく説明できるようになること。

【授業計画】

1．ガイダンス
2．なぜ今ヨーロッパを問題にするのか
　　教科書：「はじめに」
　　事前学修：教科書の該当個所を読み込む。
　　事後学修：教科書を再読し、重要な論点の理解を深める。
3．「棲み分け」論とは何か
　　教科書：１章−１
　　事前学修：教科書の該当個所を読み込む。
　　事後学修：教科書を再読し、重要な論点の理解を深める。
4．「棲み分け」論と時間
　　教科書：１章−２
　　事前学修：教科書の該当個所を読み込む。
　　事後学修：教科書を再読し、重要な論点の理解を深める。
5．「棲み分け」論とキリスト教（１）
　　教科書：1章−３
　　事前学修：教科書の該当個所を読み込む。
　　事後学修：教科書を再読し、重要な論点の理解を深める。
6．「棲み分け」論とキリスト教（２）
　　教科書：1章−３
　　事前学修：教科書の該当個所を読み込む。
　　事後学修：教科書を再読し、重要な論点の理解を深める。
7．ヨーロッパの生態学的基盤
　　教科書：２章−１
　　事前学修：教科書の該当個所を読み込む。
　　事後学修：教科書を再読し、重要な論点の理解を深める。
8．「ヨーロッパ人」
　　教科書：２章−１
　　事前学修：教科書の該当個所を読み込む。
　　事後学修：教科書を再読し、重要な論点の理解を深める。
9．気候と疫病
　　教科書：２章−２
　　事前学修：教科書の該当個所を読み込む。
　　事後学修：教科書を再読し、重要な論点の理解を深める。
10．地理的環境と人口
　　教科書：２章−３
　　事前学修：教科書の該当個所を読み込む。
　　事後学修：教科書を再読し、重要な論点の理解を深める。
11．帝国と国民国家
　　教科書：３章−１
　　事前学修：教科書の該当個所を読み込む。
　　事後学修：教科書を再読し、重要な論点の理解を深める。
12．諸権力と「棲み分け」
　　教科書：３章−１
　　事前学修：教科書の該当個所を読み込む。
　　事後学修：教科書を再読し、重要な論点の理解を深める。
13．フランス革命
　　教科書：３章−２
　　事前学修：教科書の該当個所を読み込む。
　　事後学修：教科書を再読し、重要な論点の理解を深める。
14．戦争が与えた影響（１）
　　教科書：３章−３
　　事前学修：教科書の該当個所を読み込む。
　　事後学修：教科書を再読し、重要な論点の理解を深める。
15．前期まとめの討論
16．戦争が与えた影響（２）
　　教科書：３章−３
　　事前学修：教科書の該当個所を読み込む。
　　事後学修：教科書を再読し、重要な論点の理解を深める。
17．ヨーロッパ登場以前の世界の交易
　　教科書：４章−１
　　事前学修：教科書の該当個所を読み込む。
　　事後学修：教科書を再読し、重要な論点の理解を深める。
18．ヨーロッパは「東」を目指す
　　教科書：４章−２
　　事前学修：教科書の該当個所を読み込む。
　　事後学修：教科書を再読し、重要な論点の理解を深める。
19．ヨーロッパによる世界の植民地化
　　教科書：４章−２
　　事前学修：教科書の該当個所を読み込む。
　　事後学修：教科書を再読し、重要な論点の理解を深める。
20．ルネサンス再考
　　教科書：５章−１
　　事前学修：教科書の該当個所を読み込む。
　　事後学修：教科書を再読し、重要な論点の理解を深める。
21．「産業革命」は中国では起こらなかった
　　教科書：５章−２
　　事前学修：教科書の該当個所を読み込む。
　　事後学修：教科書を再読し、重要な論点の理解を深める。
22．「理系」への転換と科学技術
　　教科書：５章−３
　　事前学修：教科書の該当個所を読み込む。
　　事後学修：教科書を再読し、重要な論点の理解を深める。
23．ヨーロッパの資本主義
　　教科書：６章−１
　　事前学修：教科書の該当個所を読み込む。
　　事後学修：教科書を再読し、重要な論点の理解を深める。
24．市場システム
　　教科書：６章−１
　　事前学修：教科書の該当個所を読み込む。
　　事後学修：教科書を再読し、重要な論点の理解を深める。
25．富の「棲み分け」と職の「棲み分け」
　　教科書：６章−２
　　事前学修：教科書の該当個所を読み込む。
　　事後学修：教科書を再読し、重要な論点の理解を深める。
26．先行諸文明との差異
　　教科書：６章−２
　　事前学修：教科書の該当個所を読み込む。
　　事後学修：教科書を再読し、重要な論点の理解を深める。
27．貨幣関係のネットワーク（１）
　　教科書：６章−３
　　事前学修：教科書の該当個所を読み込む。
　　事後学修：教科書を再読し、重要な論点の理解を深める。
28．貨幣関係のネットワーク（２）
　　教科書：６章−３
　　事前学修：教科書の該当個所を読み込む。
　　事後学修：教科書を再読し、重要な論点の理解を深める。
29．なぜ日本は資本主義化に成功したか
　　教科書：付論
　　事前学修：教科書の該当個所を読み込む。
　　事後学修：教科書を再読し、重要な論点の理解を深める。
30. 後期まとめの討論

【予習・復習】

各回につき予習2時間・復習2時間程度を要す。教科書の精読、語句調べ、内容のまとめ、など。

【授業関連科目】

日本史、西洋史、経済史概論、日本経済史、西洋経済史など。

【成績評価方法・注意】

試験は行わず、発表内容と受講姿勢から評価します。
受講学生には順番でテキスト内容の要約発表をしてもらいます。その発表に基づいてゼミ全体で討論となります。その際、発表者には、何らかの問題提起を必ず行うこと、他の学生からの質問に答えることが求められます。教員は、理解度を確認するため随時質問し、発表内容について講評を行います。

【教科書】

著者：下田淳　書名：ヨーロッパ文明の正体　出版社：筑摩書房

【参考書】

適宜指示する

シラバス2

【授業形態】

【授業方法】

【受講生のPC等使用】

【初年次教育】

【接続科目】

【評価(方法)手段】