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外国文学II 2単位 1年以上 経済 1年以上 経営 1年以上
1年以上        
香月 恵里 後期1コマ クラス:  

シラバス1

【授業の目的】

本学の教育目標である「幅広い学習の提供」に貢献すること。

【到達目標】

ドイツ語圏の現代文学の名作に触れ、広い視野を身につける。
20世紀のドイツ語圏文学と、第一次、第二次大戦、ナチズムとの関係について自分なりの考えをまとめることができる。


【授業計画】



1.ドイツ文学の特質とは何か。フランツ・カフカ「掟の前」
事前学習:20世記のドイツの歴史を復習しておく
事後学習:カフカの『掟の前』を読み、その寓意をレポートに書く

2. フランツ・カフカ2回目 その生涯
事前学習:ユダヤ人の歴史について復習する
事後学習:20世紀における中央ヨーロッパの状況についてまとめる

3. フランツ・カフカ『変身』その1 カフカとユダヤ人問題
事前学習:配布されたプリントを読む
事後学習:カフカ自身の生活と『変身』の関連についてまとめる
 
4. フランツ・カフカ『変身』その2 「変身」の寓意
事前学習:配布されたプリントを読む
事後学習:自分で考えた『変身』の結末の予測があたったか考える 

5 フランツ・カフカ『変身』その3 「変身」するのは誰なのか?
事前学習:配布されたプリントを読む
『変身』についてレポートを作成する

6映画『夜と霧』をみながらドイツの戦争犯罪について考える
事前学習:ナチ・ドイツとホロコーストについて復習する
事後学習:映画『夜と霧』の意義について考えをまとめる.

7.映画『ショアー』 (一部)エリ・ヴィーゼル『夜』
事前学習:作家エリ・ヴィーゼルの生涯について調べる
事後学習:『夜』についてレポートを作成する

8.カート・ヴォネガット『スローターハウス5』ヴォネガットの生涯とその思想
事前学習:ドレスデンという町の歴史について調べておく
事後学習:ヴォネガットの生涯とこの作品の関連について考える
                      
9.『スローターハウス5』 ドレスデン爆撃はどう位置付けられてきたか
事前学習:配布されたプリントを読んでおく
事後学習:映画『スローターハウス5』の成立史について調べる

10. 『スローターハウス5』なぜ、SFという形式で書かれているのか
事前学習:配布されたプリントを読んでおく
事後学習:『スローターハウス5』についての課題を完成する

11.ベルンハルト・シュリンク『朗読者』その1 ドイツの戦後史
事前学習:第二次大戦について復習する
事後学習:配布されたプリントを読んで、自分なりの感想を考えておく

12.ベルンハルト・シュリンク『朗読者』その2 これは恋愛小説なのか?
事前学習:配布されたプリントを読む
事後学習:『朗読者」というタイトルが意味するところについて考えをまとめておく

13.ベルンハルト・シュリンク『朗読者』その3 ドイツの過去と学生運動
事前学習:配布されたプリントを読んでおく
事後学習:作品の結末について考える

14.『朗読者』におけるナチの過去と集団の責任
事前学習:配布されたプリント、およびカール・ヤスパースの『罪責論』を読んでおく
事後学習:自分が主人公の立場だったらどう振る舞うかについて考えをまとめておく

15.K.ヤスパース『罪の問題』
事前学習:この作品『朗読者』とヤスパースの『罪責論』の関係について考えておく
事後学習:『朗読者』についてのレポートの準備をする

16 定期試験 レポート作成


【予習・復習】

授業の前には資料を読む予習の時間が30分ほど必要。授業後はレポート製作その他のために1時間ほど復習の時間が必要である。


【授業関連科目】

外国文学I 


【成績評価方法・注意】

扱った作品に関するレポートにて判定する。
レポートは添削の上返却し、場合によっては書き直しを命じる。
インターネットのサイトなどからの無断引用が明白な場合は0点となる。また、レポートを3回提出していないものは評価不能となる。


【教科書】

プリントを配布する



【参考書】

参考書を使用しない



シラバス2

【授業形態】

講義 演習 実習・実技 実験
     

【授業方法】

受動型 アクティブラーニング その他
課題解決型 ディスカッション
ディベート
グループワーク
ペアワーク
プレゼン
テーション
フィールド
スタディ
その他
             

【受講生のPC等使用】

PC・タブレット
(教室に備付)
PC・タブレット
(学生自身が準備)
スマートフォン その他
       

【初年次教育】

 

【接続科目】

地域社会 国際社会 産業界 大学院進学
       

【評価(方法)手段】

評価(方法)手段 学部・学科カリキュラム・ポリシー(CP)
知能・技能 思考・判断・表現力 主体性・態度
CP1 CP2 CP3 CP4 CP5 CP6 CP7 CP8 CP9
専門知識 一般知識 思考力 判断力 会話・文章力 意欲・責任感 協調性 持続性 倫理観
評価(方法)手段          
学習目標(比率) 30% 10% 10% 50%
評価手段(比率) 試験
小テスト
レポート 100% 30 10 10 50
成果発表
受講態度
その他
対応するディプロマ・ポリシー(DP) 知能・技能 思考・判断・表現力 主体性・態度
DP1 DP2 DP3 DP4 DP5 DP6 DP7 DP8 DP9
専門知識 一般知識 思考力 判断力 会話・文章力 意欲・責任感 協調性 持続性 倫理観
         

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