シラバス1

【授業の目的】

第一審の民事訴訟手続を中心に、訴えの提起から判決までの手続過程を解説します。民事訴訟手続の全体像を把握することに重点を置きますが、主要な論点についても説明します。

【到達目標】

１．判決手続における基本的な概念、制度について理解すること。
２．判決手続に関する基本的な知識を習得すること。
３．実体法上の権利や義務が、民事訴訟においてどのように争われるのか説明できるようになること。

【授業計画】

第1回：民事訴訟手続の流れ
・事前学修：「民事訴訟法I」のノートを見直す
・事後学修：「民事訴訟法I」の学習内容で忘れていた部分を確認する
第2回：訴えの提起
・事前学修：事前配布された資料を通読する
・事後学修：訴状の必要的記載事項をまとめ、条文を確認する
第3回：処分権主義
・事前学修：事前配布された資料を通読する
・事後学修：申立事項と判決事項の異同を判断する3つの基準を確認する
第4回：弁論主義
・事前学修：事前配布された資料を通読する
・事後学修：訴訟資料と証拠資料がどのように異なるのか具体的な例で確認する
第5回：訴訟当事者
・事前学修：事前配布された資料を通読する
・事後学修：当事者能力と訴訟能力の違いを確認する
第6回：訴訟上の代理人
・事前学修：事前配布された資料を通読する
・事後学修：4種類の代理人の違いを、条文を見ながら確認する
第7回：裁判所
・事前学修：事前配布された資料を通読する
・事後学修：裁判官の除斥と忌避の違いを、条文を見ながら確認する
第8回：訴訟手続の進行
・事前学修：事前配布された資料を通読する
・事後学修：当事者の訴訟行為の種類と関係をまとめる
第9回：証拠（１）〜証明の対象と証明を要しない事実
・事前学修：事前配布された資料を通読する
・事後学修：裁判上の自白の定義と要件を確認する
第10回：証拠（２）〜証拠調べ手続
・事前学修：事前配布された資料を通読する
・事後学修：5種類の証拠調べ手続について、条文を見ながら確認する
第11回：証拠（３）〜証拠の評価
・事前学修：事前配布された資料を通読する
・事後学修：自由心証主義の4つの内容をまとめる
第12回：当事者による訴訟の終了
・事前学修：事前配布された資料を通読する
・事後学修：訴えの取下げ、請求の放棄、請求の認諾、訴訟上の和解の違いを確認する
第13回：裁判所による訴訟の終了
・事前学修：事前配布された資料を通読する
・事後学修：判決の種類を確認する
第14回：既判力の及ぶ範囲
・事前学修：事前配布された資料を通読する
・事後学修：授業中に紹介された事案について、自分の考えをまとめる
第15回：まとめ
・事前学修：「民事訴訟法II」のノート全部を見直す。分からない部分や質問があれば書き留める
・事後学修：授業中の説明を聞いて分かった部分を確認する
第16回：定期試験

【予習・復習】

予習（1時間程度）：授業時間中に次回の予習内容を指示します。
復習（2時間程度）：自分のノートを読み返してください。分からないところは図書館で調べたり、教員や友人に質問して、自分のノートを補充してください。

【授業関連科目】

憲法、民法、商法

【成績評価方法・注意】

成績は期末の筆記試験により評価します。授業中に小テストやレポート等を実施した場合には、それも考慮します

【教科書】

教科書を使用しない

【参考書】

適宜指示する

シラバス2

【授業形態】

【授業方法】

【受講生のPC等使用】

【初年次教育】

【接続科目】

【評価(方法)手段】