シラバス1
【授業の目的】
法理論・法律学方法論の学説史を回顧する。法律に忠実な解釈、法律を超えた法発見である欠缺補充、法律に反する法発見とよばれる裁判官による法律訂正、これらのどの問題についても、正しい方法如何という論点をめぐって、学派相互の間で熾烈な論争が繰り広げられ、理論の成果が蓄積されてきた。講義では、学説発展の経緯や歴史的背景を振り返り、現代理論の到達地点に立って、理論展開のあるべき方向を検討する。
【到達目標】
学生諸君が卒業後いかなる進路に進んでも、法的なものの考え方を会得しているのといないのとでは、大きな差が生じてくる。そうした法的なものの考え方を培い、磨きあげるためには、現在の法学や学説がいかなる経緯を経て発展してきたものであるか、またそれがいかなる課題や限界を内含しているかについての正確な理解を有していると大きな強みである。そうした法的学説の歴史的展開についての基礎的な知識を獲得してもらうことが、この講義の到達目標である。
【授業計画】
【授業計画】 1. 第1章 序論 ― 法学(法理論)の学説史の基本視点 2. 第2章 法律の解釈、法律の欠缺補充および法律の訂正 3. 第3章 法実証主義と反法実証主義 4. 第4章 歴史法学とローマ法継受 5. 第5章 概念法学 ― その1・パンデクテン法学 6. 第6章 概念法学 ― その2・概念法学の完成 7. 第7章 自由法学 ― その1・潮流と主張者 8. 第8章 自由法学 ― その2・主張内容と限界 9. 第9章 利益法学 ― その1・潮流と主張者、出発点 10. 第10章 利益法学 ― その2・変容と限界 11. 第11章 ナチ法学 ― その1・ナチズムと主張者、その法現実 12. 第12章 ナチ法学 ― その2・法実証主義であるか? 13. 第13章 ラートブルフと戦後の再出発 14. 第14章 日本の法思想・法意識と西洋のそれとの対比 15. 第15章 総 括
(注)指定する教科書は出版社の在庫がゼロの状態ですが、出版社の格別の好意により、この講義の聴講者に限定して購入することができるようになりました。購入希望者は、必ず教科書販売の期間中に申込み、丸善書店から購入してください。教科書販売の期間を過ぎた後は、入手することが不可能になります。この点については、掲示板も併せてご参照ください。
【予習・復習】
受講にあたっては、毎回予習2時間、復習2時間程度、学習するよう努力してください。
【授業関連科目】
憲法、行政法、民法、刑法、法制史、比較法、法社会学
【成績評価方法・注意】
普段の学習状況、確認テスト、最終の筆記試験の成績などを総合的に評価する。出席重視。 とりわけ出席を重視する(3回以上無断欠席の場合、単位不可の方針ゆえ、この点にご注意)。 この講義の受講者は法学Iを履修していることが望ましい。
【教科書】
【参考書】
シラバス2
【授業形態】
【授業方法】
受動型 |
アクティブラーニング |
フィールドスタディ |
問題解決型 |
その他 |
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○ |
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【受講生のPC等使用】
PC・タブレット (教室に備付) |
PC・タブレット (学生自身が準備) |
スマートフォン |
その他 |
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【初年次教育】
【接続科目】
地域社会 |
国際社会 |
産業界 |
大学院進学 |
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○ |
○ |
○ |
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【評価(方法)手段】
評価(方法)手段 |
学部・学科カリキュラム・ポリシー(CP) |
知能・技能 |
思考・判断・表現力 |
主体性・態度 |
CP1 |
CP2 |
CP3 |
CP4 |
CP5 |
CP6 |
CP7 |
CP8 |
CP9 |
専門知識 |
一般知識 |
思考力 |
判断力 |
会話・文章力 |
意欲・責任感 |
協調性 |
持続性 |
倫理観 |
評価(方法)手段 |
○ |
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○ |
○ |
○ |
○ |
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○ |
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学習目標(比率) |
60% |
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10% |
10% |
10% |
5% |
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5% |
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評価手段(比率) |
試験 |
90% |
60 |
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10 |
10 |
10 |
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小テスト |
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レポート |
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成果発表 |
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受講態度 |
10% |
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5 |
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5 |
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その他 |
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対応するディプロマ・ポリシー(DP) |
知能・技能 |
思考・判断・表現力 |
主体性・態度 |
DP1 |
DP2 |
DP3 |
DP4 |
DP5 |
DP6 |
DP7 |
DP8 |
DP9 |
専門知識 |
一般知識 |
思考力 |
判断力 |
会話・文章力 |
意欲・責任感 |
協調性 |
持続性 |
倫理観 |
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