教員名
講義名
シラバストップへ
 
文学を考える 2単位 1年以上 経済   経営 1年以上
1年以上        
石井 敏弘 後期1コマ クラス:  

シラバス1

【授業の目的】

授業の位置付け(対応するディプロマポリシー):DP1専門知識,DP3思考力,DP4判断力,DP5会話・文章力
 一般教養科目として、受講生の注意力、観察力、洞察力、また人と共感できる心を養い、人間性の幅を広げることを目標とする。

【到達目標】

 受講生が受講終了までに、次のようなことができるようになることが到達目標である。
1.推理小説の構造や、中でも重要な伏線について学ぶことで、周到に準備したり、配慮したりする社会生活に必要はセンスを身に着けることの重要性を理解できる。
2.作品全体のテーマ性を感じ取ったり、登場人物の心情を感じ取ったりすることで、他人とも共感し得る心の重要性を理解できる。
3.表面には見えない物語の背景まで想像をめぐらすことで、物事を注意深く観察したり、裏側にあるものを洞察したりできるようになる。


【授業計画】

(1)授業の位置付け(対応するカリキュラムポリシー):CP1専門知識,CP3思考力,CP4判断力,CP5文章力
(2)授業形態:講義
(3)授業方法:受動型

1.推理小説の世界へ――ミステリーに関する基礎知識 教科書と「消滅した夜」の成り立ちについて。
   クイズ形式のプリントを配布 教科書:『ノー・ソリューション』まえがき。
2.推理小説がいかにして創られるか――「消滅した夜」の執筆背景。
   教科書:『ノー・ソリューション』「消滅した夜」 記憶1〜2。
3.洞察力をを養う――伏線がどこにあるのか。
   教科書:『ノー・ソリューション』「消滅した夜」 記憶3〜6。
4.消去法について――推理のプロセス 全解説。
   教科書:『ノー・ソリューション』「消滅した夜」 記憶7〜9。
5.作品のテーマとは何か――「オルフェウスのダンジョン」の成り立ちについて。
   教科書:『ノー・ソリューション』「オルフェウスのダンジョン」プロローグ〜1。
6.テーマをどこに感じるか――主人公と物語がどこでリンクしているか。
   教科書:『ノー・ソリューション』「オルフェウスのダンジョン」2〜3。捜査資料/証言/ボイスレコーダーの中身。
7.テーマを見据えつつ洞察力を鍛える。
   教科書:『ノー・ソリューション』「オルフェウスのダンジョン」4〜5。捜査資料/証言/ボイスレコーダーの中身。
8.自ら答えを見つけ出す喜びを実感する。
   教科書:『ノー・ソリューション』「オルフェウスのダンジョン」全編。講義終了時レポート課題配布。
9.一般文学における伏線の役割1。
   レポート課題提出。参考書:『いま、会いにゆきます』前半。
10.一般文学における伏線の役割2。
   レポート課題評価。参考書:『いま、会いにゆきます』後半。
11.事件の背景にあるものを洞察する1。
   教科書:『ノー・ソリューション』「うつし世は悪夢」冒頭〜1。
12.事件の背景にあるものを洞察する2。
   教科書:『ノー・ソリューション』「うつし世は悪夢」2〜3。
13.事件の背景にあるものを洞察する3。
   教科書:『ノー・ソリューション』「うつし世は悪夢」4〜5。
14.事件の背景にあるものを洞察する4――物語の表面には出ないストーリーを再構築する。
   教科書:『ノー・ソリューション』「うつし世は悪夢」6。
15.全講義の総括 14.の解説の補足。
16.定期試験。

※ 受講生の理解度、進展状況により、『いま、会いにゆきます』の解説を省略・短縮する場合がある。『いま、会いにゆきます』に関しては参考書として必ずしも購入する必要はなし。


予習(1時間程度)教科書の該当箇所を読み、ストーリーについて把握しておくこと。また疑問点を整理しておくこと。
復習(1時間程度)当日講義の箇所を再読。レポート提出の場合もある。


【予習・復習】

 


【授業関連科目】

文学と時代


【成績評価方法・注意】

試験,レポート,受講態度,出席
 講義内容についての理解度の確認と到達目標にどの程度達したかを確認するテストを行う。レポートもこれに準じ、優れた内容のものは発表する。積極的な授業参加姿勢、着眼や優れた意見などは加点の対象となる。定期試験は教科書、ノートの持ち込みを許可する(コピーは不可)。また留学生は、試験時に電子辞書の持ち込みを可とするが、スマートフォンのアプリケーションによる代用は認められない。


【教科書】

著者:石井敏弘 書名:ノー・ソリューション 出版社:ふくろう出版


【参考書】

適宜指示する
著者:市川拓司 書名:いま、会いにゆきます 出版社:小学館文庫


シラバス2

【授業形態】

講義 演習 実習・実技 実験
     

【授業方法】

受動型 アクティブラーニング フィールドスタディ 問題解決型 その他
       

【受講生のPC等使用】

PC・タブレット
(教室に備付)
PC・タブレット
(学生自身が準備)
スマートフォン その他
       

【初年次教育】

 

【接続科目】

地域社会 国際社会 産業界 大学院進学
       

【評価(方法)手段】

評価(方法)手段 学部・学科カリキュラム・ポリシー(CP)
知能・技能 思考・判断・表現力 主体性・態度
CP1 CP2 CP3 CP4 CP5 CP6 CP7 CP8 CP9
専門知識 一般知識 思考力 判断力 会話・文章力 意欲・責任感 協調性 持続性 倫理観
評価(方法)手段          
学習目標(比率) 14% 34% 24% 28%
評価手段(比率) 試験 60% 5 25 15 15
小テスト
レポート 20% 5 5 5 5
成果発表
受講態度 10% 2 2 2 4
その他 10% 2 2 2 4
対応するディプロマ・ポリシー(DP) 知能・技能 思考・判断・表現力 主体性・態度
DP1 DP2 DP3 DP4 DP5 DP6 DP7 DP8 DP9
専門知識 一般知識 思考力 判断力 会話・文章力 意欲・責任感 協調性 持続性 倫理観
                 

戻る
 
Copyright (c) 2004 okayama shoka university co.,Ltd All Rights Reserved