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民俗学I 2単位 1年以上 経済   経営 1年以上
1年以上        
吉原 睦 後期1コマ クラス:  

シラバス1

【授業の目的】

授業の位置付け:DP1専門知識,DP2一般知識,DP4判断力
 学芸員課程に係る専門科目(選択必修科目)として、本学の教育目標である「社会的人材の育成」に貢献することを授業目標にする。学芸員資格の取得を受講目的としない学生の場合は、幅広く深い教養及び総合的な判断力を養う教養科目として、本学の教育目標である「幅広い学習機会の提供」に貢献することを目指す。

【到達目標】

 「真の『日本人の歴史・伝統文化』と出会う」をテーマとし、受講を終えた段階で次の事柄ができるようになることを到達目標とする。
1.自己の周辺に存在する伝統的な風俗習慣(民俗)に気づき、注視することができる。
2.多種多様な民俗に対して、見聞を広めるとともに関心を深めることができる。
3.様々な民俗に込められた昔の人の願いや希望を認識し、かつ、思いやることができる。
4.平凡でありふれた「民俗」というものが持つ、伝統文化としての重要性を説明することができる。


【授業計画】

(1)授業の位置付け:CP1専門知識,CP2一般知識,CP4判断力
(2)授業形態:講義
(3)授業方法:受動型
 1.民俗学事始め〜民俗学とはどのような学問なのか、等を説明する。
 2.昔話と伝説(1)〜岡山の代表的な昔話として知られる桃太郎譚に注目する。
    参考書:おかやま桃太郎研究会ed.(2005)pp.71-91(立石憲利),159-166(古川克行)。
 3.昔話と伝説(2)〜桃太郎譚の歴史的変容と性格の多様性を知る(前編)。
    参考書:滑川(1981)pp.11-37。
 4.昔話と伝説(3)〜桃太郎譚の歴史的変容と性格の多様性を知る(後編)。
    参考書:市川(2005)pp.27-29。おかやま桃太郎研究会ed.(2005)pp.119-135(加原奈穂子)。
 5.村落社会の構造(1)〜土地制度・村落の歴史的変容を概観する。
    参考書:福田ほか(2009)pp.105-129。
 6.村落社会の構造(2)〜倉敷美観地区界隈の成り立ちを知る。
    参考書:吉原(2011)pp.23-40。
 7.年中行事(1)〜倉敷美観地区の事例等から、正月行事の概要やその意義を知る。
    参考書:吉原(2011)pp.81-93。
 8.年中行事(2)〜倉敷美観地区の事例等から、春・夏の年中行事の概要やその意義を知る。
    参考書:吉原(2011)pp.94-116。
 9.年中行事(3)〜倉敷美観地区の事例等から、盆・秋以降の年中行事の概要やその意義を知る。
    参考書:吉原(2011)pp.116-125。
10.年中行事(4)〜年中行事のビデオ視聴を通じ、人々の年中行事に対する認識や感情にせまる。
    参考書:吉原(2011)pp.81-125。
11.生業と儀礼・信仰(1)〜稲作・畑作と年中行事との相関関係を知る。
    参考書:福田ほか(2012)pp.2-11,248-251。
12.生業と儀礼・信仰(2)〜狩猟・漁撈・漂泊の生活とその信仰について概観する。
    参考書:福田ほか(2012)pp.24-27,30-39,254-255。
13.通過儀礼(1)〜産育儀礼・婚姻の型・婚礼・嫁と里方・年祝の概要や意義を知る。
    参考書:福田ほか(2012)pp.190-201。
14.通過儀礼(2)〜喪の前後・葬送儀礼・年忌供養と祖霊化の概要や意義、死後の世界観を知る。
    参考書:福田ほか(2012)pp.202-207。
15.日常・非日常の概念、総括:ハレ・ケ・ケガレの概念を知り、民俗の持つ価値を認識する。
    参考書:福田ほか(2009)pp.228-236。
16.定期試験


【予習・復習】

予習1時間(参考書の該当箇所や前回講義資料を読み、前回講義との関連性(つながり)を把握すること。)
復習3時間(講義内容と自己の日常生活とを比較し、課題に基づいて情報収集をすること。)


【授業関連科目】

民俗学II


【成績評価方法・注意】

成績評価方法(手段):(1)試験,小テスト
 毎回の講義冒頭で、前回講義内容の理解度と復習の成果を確認するための小テスト(記述式)を実施する。期末試験では、上記到達目標への達成度をはかるために記述式問題でテストをする。
(2)小テストの模範解答及び着眼点の良し悪し・疑問点等を、毎回の授業内で回答し指導する。


【教科書】

プリントを配布する



【参考書】

適宜指示する



シラバス2

【授業形態】

講義 演習 実習・実技 実験
     

【授業方法】

受動型 アクティブラーニング フィールドスタディ 問題解決型 その他
       

【受講生のPC等使用】

PC・タブレット
(教室に備付)
PC・タブレット
(学生自身が準備)
スマートフォン その他
       

【初年次教育】

 

【接続科目】

地域社会 国際社会 産業界 大学院進学
       

【評価(方法)手段】

評価(方法)手段 学部・学科カリキュラム・ポリシー(CP)
知能・技能 思考・判断・表現力 主体性・態度
CP1 CP2 CP3 CP4 CP5 CP6 CP7 CP8 CP9
専門知識 一般知識 思考力 判断力 会話・文章力 意欲・責任感 協調性 持続性 倫理観
評価(方法)手段          
学習目標(比率) 25% 40% 30% 5%
評価手段(比率) 試験 35% 15 20
小テスト 60% 10 20 30
レポート
成果発表
受講態度 5% 5
その他
対応するディプロマ・ポリシー(DP) 知能・技能 思考・判断・表現力 主体性・態度
DP1 DP2 DP3 DP4 DP5 DP6 DP7 DP8 DP9
専門知識 一般知識 思考力 判断力 会話・文章力 意欲・責任感 協調性 持続性 倫理観
                 

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