教員名
講義名
シラバストップへ
 
現実世界と文学 2単位 1年以上 経済   経営 1年以上
1年以上        
越智 悦子 後期1コマ クラス: 水II

シラバス1

【授業の目的】

全学共通の教養科目として、本学の教育目標である「社会的人材の育成」に貢献すること。

【到達目標】

受講生が受講後に次のような事ができるようになること。
1.文学作品の中から、自分自身の問題として関心を持つ事のできるテーマ(トピックス)を見出し、理由をつけて発表できる。
2.他者の意見を良く聴き、自分の考えとの差異を理解し、認める事ができる。
3.社会の中で他者に囲まれていることによって起こるさまざまな問題を、自分のこととして注目できる。


【授業計画】

授業形態:実習・実技  授業方法:能動型

1.授業ガイダンス。小説『行人』の作品位置を解説する。
2.第一章「友達」から、各自のテーマを提出する。   教科書『行人』第1章
3.三種類の結婚話を通して、「結婚」という男女の結びつきについて考える。
4.第二章「兄」から、各自のテーマを提出する。    教科書『行人』第2章
5.兄の性格、兄の特異性、兄の抱える問題点を、具体的描写から抽象化して取り出す。
6.第三章「帰ってから」から、各自のテーマを提出する。教科書『行人』第3章
7.家庭・社会の中における女と男、両性の相克について考える。
8.第四章「塵労」から、各自のテーマを提出する。   教科書『行人』第4章
9.人間関係における「信頼」の根底は何かを考える。  教科書『行人』第4章
10.直の性格、直はどのような女性として描かれているかを分析する。教科書『行人』全体
11.兄・一郎の「不安」の正体は何かを考える。     教科書『行人』全体
12.Hの性格、一郎とHとの関係について考える。    教科書『行人』全体
13.一郎の考える自己救済と、自分の考える救済を対比する。教科書『行人』全体
14.一郎の「苦しみ」を分析・理解する。 教科書『行人』全体
15語り手が、弟・二郎であることの意味を考える。 教科書『行人』全体
16.定期試験
(注)
(1)この講義は受講生全員の意見交換を中心に行う。毎時間必ず発表時間がある。
   従って、前もって小説の該当箇所を予習で読了し、自分なりの意見をもって授業に臨むことが   前提条件である。意見はもちろん自由。
(2)留学生は(1)の前提条件が満たされる日本語能力を得てから、受講してください。
(3)受講する学生は、この条件を理解、了承した上で履修すること。

(同じ科目名の木曜日2限とは内容が異なりますが、同名の科目のため二重履修は出来ません。)



【予習・復習】


予習 指示された教科書の該当箇所を読んで、自分なりの問題点を考え、発表することを前提にまとめてくる。
復習 授業での討論を踏まえ、自分独自の解釈をまとめる。


【授業関連科目】

前期科目「人間学としての文学」を受講しておくことが望ましい。


【成績評価方法・注意】

成績評価方法:毎時間出席を取る。三分の二以上の出席を定期試験の受験条件とする。
上記の到達目標にどの程度達したかを、毎時間の発表と学期末の作品解釈試験で評価する。


【教科書】

著者:夏目漱石著 書名:『行人』 出版社:新潮文庫


【参考書】

適宜指示する
著者:玉井敬之監修 書名:『夏目漱石作品論集成』 出版社:おうふう


シラバス2

【授業形態】

講義 演習 実習・実技 実験
   

【授業方法】

受動型 アクティブラーニング フィールドスタディ 問題解決型 その他
       

【受講生のPC等使用】

PC・タブレット
(教室に備付)
PC・タブレット
(学生自身が準備)
スマートフォン その他
       

【初年次教育】

【接続科目】

地域社会 国際社会 産業界 大学院進学
       

【評価(方法)手段】

評価(方法)手段 学部・学科カリキュラム・ポリシー(CP)
知能・技能 思考・判断・表現力 主体性・態度
CP1 CP2 CP3 CP4 CP5 CP6 CP7 CP8 CP9
専門知識 一般知識 思考力 判断力 会話・文章力 意欲・責任感 協調性 持続性 倫理観
評価(方法)手段          
学習目標(比率) 10% 50% 20% 20%
評価手段(比率) 試験 40% 10 20 10
小テスト
レポート
成果発表 60% 30 10 20
受講態度
その他
対応するディプロマ・ポリシー(DP) 知能・技能 思考・判断・表現力 主体性・態度
DP1 DP2 DP3 DP4 DP5 DP6 DP7 DP8 DP9
専門知識 一般知識 思考力 判断力 会話・文章力 意欲・責任感 協調性 持続性 倫理観
                 

戻る
 
Copyright (c) 2004 okayama shoka university co.,Ltd All Rights Reserved