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証券市場論特論 2単位   経済   経営  
         
坂下 晃 後期 クラス: 大学院

シラバス1

【授業の目的】

本学の建学の精神である「学問と真理とに対して謙虚な情熱と不屈のファイトをもつ人物の養成」、「産業の現実に関心を持ち、文化的知性をそなえ、創造的に社会の発展を指向する人物の養成」を目指し、教育目標である「グローバルな視野を持つ地域ビジネス・プロフェッショナルの養成」のもと、教育理念の「社会の諸現象、諸局面に対する高度な洞察力と問題解決能力」を身につけるようにする。

証券市場論特論では、商学・経営学分野の科目であり、グローバル化の中における市場型金融について理解をすすめ、修士論文を作成するに必要な理論的な研究能力を育成することを目標とする。

【到達目標】

 金融グローバル化の進展の中で、世界各国はデフレ、金融・財政危機から脱却するために市場において量的緩和政策を実施している。これを理解しようとするとき、専門知識を持ち金融経済情勢の動きについて説明出来る「金融リテラシー」の能力を深めることが求められている。
 本科目では市場型金融の中心である証券市場における資産形成を中心に講義を行い、受講生が授業終了後次の金融リテラシーについて語ることができるようにする。ただし、内容は受講者の金融知識のレベルに合わせるため、場合によっては授業計画を若干修正することもある。

1.市場型金融商品としての投資信託の特徴

2.投資信託のリスク・リターンとパフォーマンス評価

3.資産管理業務の内容


【授業計画】

授業の位置づけ(対応するカリキュラムポリシー):CP1専門的知識、CP3思考力、CP4判断力
15回の授業において、予習を課し事前準備のレポートを作成する。レポートはj授業時に提出する。

1.金融・資本市場についての概観〜証券市場の役割と重要性〜

(1) 証券市場と国民経済

企業の資金調達、家計の金融資産保有等(テキスト、プリント)

(2) 株式会社制度と証券市場

 株式会社の発生、株式会社制度、株式の種類、証券の特質と機能等(テキスト、プリント)

(3) 証券市場の歴史

 戦前・戦後の証券市場、金融システム改革法の議論と実施等(テキスト、プリント)

(4) 金融資本市場におけるデ・レギュレーション

 Big・Bang等の規制改革と金融商品取引法等(テキスト、プリント)、

(5) 株式市場の現状と課題(その1)

 時価発行増資をめぐる諸問題(テキスト、プリント)

(6) 株式市場の現状と課題(その2)

 ベンチャービジネスの育成と新興株式市場、市場間競争(テキスト、プリント)

(7) 公社債市場の現状と課題

 国債問題を抱えた財政。社債発行の諸問題(テキスト、プリント)

2.わが国の金融システムと投資信託

(1) 投資信託の特徴

 市場型金融商品としての投資信託(テキスト、プリント)

(2) 投資信託の種類

不動産投資信託(REIT)の現状と課題、上場投資信託(ETF)の現状等(テキスト、プリント)

(3) 投資信託のディスクロージャー

 目論見書、運用報告書等(テキスト、プリント)

(4) 投資信託のコスト

 販売手数料、信託報酬等(テキスト、プリント)

(5) 投資信託の国際比較

 欧米諸国と我が国の投資信託の現状比較(テキスト、プリント)

3.「投資信託懇談会報告書」(投資信託協会)、「投信ビジネスの国際比較」(日本証券経済研究 所)、「新興国の投資信託事情」(日本証券経済研究所)、「投信販売白書」(日興アセットマ ネジメント)等を使用し、院生が分担して次の内容について発表する。

(1) パフォーマンス評価と投資信託委託(運用)会社の課題

(2) 投資信託のコスト(手数料、信託報酬、信託財産留保金)の課題

(3) 販売チャネルの多様化の課題

(4) 確定拠出年金制度と投資信託

(5) アセットマネジメント(資産管理業務)とSMA(Separated Managed Accountラップ・ア カウント)

予習(1時間30分)については、授業初日に配布する「授業テーマ」に沿って事前に調べるてレポートを作成することが望ましい。また、授業初日に配布する「論文の基本ルール」を順守してついてレポートを作成すること。
復習(2時間30分)については、当日の授業テーマの重要箇所を当日のレジュメ・プリントで確認しておくこと。


【予習・復習】

予習2時間(第1回授業時に毎授業時のテーマを明示するので、テーマに沿って予習を行うこと。また、毎授業時にも次回のテーマを指示確認する)
復習1時間(毎授業時のテーマに沿って、内容を確認すること)


【授業関連科目】

 


【成績評価方法・注意】

 
1、各回の予習レポート、期末レポートと発表内容により評価し、論文の基本ルールの遵守についてもチェックする。CP2一般知識60%、CP3思考力10%、CP5会話・文章力10%、CP6意欲・責任感5%、CP7
協調性10%、CP9倫理観5%、授業の中でレポートの特徴的な見解についてコメントする。


【教科書】

著者:坂下 晃 他 書名:『証券市場の基礎知識』 出版社:晃洋書房 2010年
著者: 書名:野村證券投資情報部編『証券投資の基礎』  出版社:丸善 2002年
著者:投資信託協会 書名:投資信託懇談会 出版社:投資信託協会


【参考書】

適宜指示する
著者: 書名:証券経営研究会編『金融システム改革と証券業』 出版社:(財)日本証券経済研究所 2008年


シラバス2

【授業形態】

講義 演習 実習・実技 実験
     

【授業方法】

受動型 アクティブラーニング フィールドスタディ 問題解決型 その他
       

【受講生のPC等使用】

PC・タブレット
(教室に備付)
PC・タブレット
(学生自身が準備)
スマートフォン その他
       

【初年次教育】

 

【接続科目】

地域社会 国際社会 産業界 大学院進学
   

【評価(方法)手段】

評価(方法)手段 学部・学科カリキュラム・ポリシー(CP)
知能・技能 思考・判断・表現力 主体性・態度
CP1 CP2 CP3 CP4 CP5 CP6 CP7 CP8 CP9
専門知識 一般知識 思考力 判断力 会話・文章力 意欲・責任感 協調性 持続性 倫理観
評価(方法)手段      
学習目標(比率) 60% 10% 10% 5% 10% 5%
評価手段(比率) 試験 40% 40
小テスト
レポート 30% 10 10 10
成果発表 20% 10 5 5
受講態度 10% 5 5
その他
対応するディプロマ・ポリシー(DP) 知能・技能 思考・判断・表現力 主体性・態度
DP1 DP2 DP3 DP4 DP5 DP6 DP7 DP8 DP9
専門知識 一般知識 思考力 判断力 会話・文章力 意欲・責任感 協調性 持続性 倫理観
                 

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