【授業の目的】
本学の建学精神のひとつである「幅広い学習機会の提供」と「地域に貢献できる人材の育成」を目指して いる。具体的には、「ヒト」をコンテンツとするデザイン戦略により、アートやIT企業サテライトなどに挑戦する 徳島県神山町のフィールドスタディを通して、(1)神山流の「地域づくり」の実践方法を知り、(2)神山で働 く人々の姿を通じて、今後の自分の働き方・生き方や地域とのかかわりを考えることを授業目標とする。
【到達目標】
徳島県神山町のフィールドスタディにより、以下のことができるようになることを到達目標とする。 (1)今後の自分の働き方や生き方を考える (2)自分の育った地域の現状や課題を整理して理解する (3)地域の未来と可能性について、主体的に考え・行動するきっかけを得る (4)学生自ら考えたことをフィールドスタディ先に伝え議論できる能力を習得する (5)学生の視点から見た考えや企画を積極的に社会へ情報発信できる。 【
【授業計画】
授業形態は、事前・事後学習は講義および演習、実習はフィールドスタディ形式で実施する。 1.実施期間:3泊4日(夏期集中で実施する) 4月上旬に受講生を募集した後、オリエンテーションを行い、授業内容の概要、授業の進め方およびフィー ルドスタディ先について概説する。 2.実施場所:徳島県名西郡神山町、非営利活動法人グリーンバレー 3.募集人数:10名程度 4.授業内容: 1)オリエンテーション 2)事前学習 (1)神山町について情報収集する。 (2)自分の育った地域の特徴をマップにして発表する。 (3)様々な「地域づくり」の事例について調べ、地域をつくることの意義を考察する。 3)神山町でのフィールドスタディ (1)アートツアーを体験し、神山町のまちづくりのきっかけについて学ぶ。 (2)IT企業のサテライトオフィスを見学し、移住経緯などについてインタビューする。 (3)薪割り&すだち収穫を体験し、神山町の既存産業について学ぶ。 (4)神山町のまちづくりについての課題や、地域をアピールする方法について議論する。 ※実習を通じて、その日に体験したことをふりかえり、まとめる。 4)事後学習 (1)神山町で観察・体験した事象を分析・考察した結果をまとめる。 (2)学生の視点から神山町における今後の課題および提案書を作成する。 5)神山町の人たちにプレゼンテーションを行う。 6)毎回のふりかえりおよび体験結果をレポートにまとめ、次回の体験について情報収集し質問項目を考 えて体験に望む。(約3時間)
【授業関連科目】
観光学概論、観光資源論、観光地理学
【成績評価方法・注意】
情報収集結果の発表、フィールドスタディふりかえり日誌の内容、地域住民に対するプレゼンテーションの 内容などから総合的に評価する。
【教科書】
著者:篠原 匡 書名:神山プロジェクト 出版社:日経BP社
【参考書】
適宜指示する
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