【授業の目的】
ファイナンシャル・プランナー・FPが、個人資産についての相談業務を実施するとき、問題点及び顧客ニーズを把握し、FP知識に基づき適切な解決策の分析・検討ができること、数値的な裏付けをもって報告書を作成し、わかりやすく説明できる能力が求められます。
【到達目標】
本講義では、代表的な「ライフイベント別例題」をもとに専門的なFP知識を修得しつつ、問題点の洗い出しと分析、解決策を顧客の希望に沿って実施できる「FP提案書」の作成・提案できるだけの基本技能を修得することを目標とします。 受講生が以下のような技能を身につけることを到達目標とします。 (1) 面談により、定性的情報の明確化と、定量的情報の数値化を順序立てて整理できること。 (2) それぞれの情報を各制度などに基づいてシミュレーションし、問題点の把握ができること。 (3) 何らかの解決策が提示でき、再分析の結果、問題を回避できる提案ができること。 (4) 相談者の立場で「FP提案書」を作成し、わかりやすく説明できること。
【授業計画】
【授業計画】 「授業形態」 講座、実技 「授業方法」 受動型、一部FP提案書のプレゼンテーション発表を行う。 第1回 住宅取得計画の策定1 :ライフイベント表、バランスシート、キャッシュフロー表の作成 第2回 住宅取得計画の策定2 :ライフイベント情報の収集とキャッシュフローシミュレーション演習 第3回 住宅取得計画の策定3 :住宅贈与、取得控除を加味した住宅取得マネジメント計画の立案、例題を用いての演習 第4回 住宅取得計画の策定4 :金融資産運用、生存リスク対策のシミュレーション演習 第5回 住宅取得計画の策定5 :キャッシュフローシミュレーションの実施と問題点の整理、解決へのアプローチ 第6回 住宅取得計画の策定6 :解決策立案のプロセスと再シミュレーション演習演習 第7回 住宅取得計画の策定7 :FP提案書のプレゼンテーション演習 第8回 老後資金計画の策定1 :ライフイベント表、バランスシート、キャッシュフロー表の作成 第9回 老後資金計画の策定2 :ライフイベント情報の収集とキャッシュフローシミュレーション演習 第10回 老後資金計画の策定3 :生前贈与、評価圧縮、死亡保険金を利用したマネジメント計画立案、例題を用いての演習 第11回 老後資金計画の策定 :金融資産運用、生存リスク対策のシミュレーション演習 第12回 老後資金計画の策定4 :キャッシュフローシミュレーションの実施と問題点の整理、解決へのアプローチ 第13回 老後資金計画の策定5 :解決策立案のプロセスと再シミュレーション演習演習 第14回 老後資金計画の策定6 :FP提案書のプレゼンテーション演習 第15回 老後資金計画の策定7 :FP提案書のプレゼンテーション演習 予習時間:1時間 復習時間:2時間 ※ 講義の予習復習として各授業1から15について授業前に指定箇所等を1時間程度、用語、関連法令等の予習時間に充てる。また、各講義終了後1両日を目処に、不明点や事例問題等の復習に2時間程度の学習時間を設定し、履行を義務付します。
【授業関連科目】
FP技能論1・2、FP提案書作成2、FP不動産運用設計,FPタックスプランニング,FP相続・事業継承,FPリスク・リタイアメントプランニング,相続・事業承継他
【成績評価方法・注意】
・全15回の講義終了時にそれぞれのテーマについてレポートを提出していただき、課題等につ いての理解度を評価します。 ・最終レポートとしてFP提案書提出していただき、課題等についての理解度を評価します。
【教科書】
著者:日本ファイナンシャルプランナ-ズ協会 書名:ファイナンシャル・プランニング提案書の作り方 出版社:日本ファイナンシャル・プランナーズ協会
【参考書】
適宜指示する
著者:日本ファイナンシャル・プランナーズ協会 書名:FP1:パーソナルファイナンス 出版社:日本ファイナンシャル・プランナーズ協会
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