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アントレプレナーシップ論 2単位   経済   経営 2年以上
2年以上        
長田 貴仁 後期1コマ クラス:  

【授業の目的】

 建学の精神である「産業の現実に関心を持ち、文化的知性をそなえ、創造的に社会の発展を指向する人物の養成」を目標とする。ここでいうところのアントレプレナー(企業家)の中には、独立型の起業家だけでなく、後継者、そして就職した企業で新事業を起こす社内起業家、社会貢献を最大目的とする社会起業家も含まれる。主に担当教員が対話してきた経営者たちの精神と行動を知ることで、起業、後継、昇進に対する意欲を高める。

【到達目標】

 受講生は終了時までに次のようなことができるようになる。
1.現代日本を代表する経営者の実像を知ることができる。
2.経営者(企業家)の精神と行動を知ることができる。
3.起業、後継、新事業創造に関する知識と意義を習得できる。
4.経営者になる前段階として、管理職としてのリーダーシップを修得できる。
5.仕事を通じての社会貢献意識が高まる。
6.就職できる人材になれるだけでなく、入社後も大きく羽ばたけるようになる。
7.「経営学を実践する力」が高まる。
8.ビジネスに関する専門知識、情報だけでなく幅広い教養が身につく。
9.「ビジネスマネジャー検定試験」(東京商工会議所主催)に合格し、就職を有利に展開できるようになる。
10. コミュニケーションの重要性を認識できるようになる。


【授業計画】

 授業形態:講義
 授業方法:受動型(講義が中心だが、能動的な発言を求める。)

 本講義は基本的に、現実の企業家を取り上げる「ライブステージ」である。著名経営者と接してきた教員の発言を楽しんで欲しい。テキストを使って毎回自修することで、講義との相乗効果を発揮し達成感が高まる。職業経験が乏しい大学生が対象であるという事情を踏まえ、経営者になる前段階として、管理職の条件を学べるものをテキストとして選んだ。この機会を活用して、「ビジネスマネジャー検定試験」に挑んでみることを薦める。
 せっかく、1時間半×15回+予習・復習で計3時間×15回、を割くのだから、成果に結びつけるほうが時間の有効活用になる。経営者だけでなく、あらゆる方面で成功している人は時間を有効活用している。この講義を通じて、時間管理と目標に向ってコツコツと積み重ねる癖をつけて欲しい。以下の授業計画も、これらの努力が合わさって花開くものである。
 出席して問題意識を持たずに聞いているだけでは、本講義を受けても効果は半減する。授業方法は「受動型」と記しているが、意識は能動型であって欲しい。

1.あなたは、「経営者(企業家)」についてどれぐらい知っていますか
2.大きな話題になった経営問題1:「賢い社長」が不正に走った東芝について考えよう
3.大きな話題になった経営問題2:天国から地獄に落ちたシャープの歴代社長について
4.大きな話題になった経営問題3:なぜ「ソニーらしくなくなった」のか
5.経営者の精神1:松下幸之助・パナソニック創業者(「経営の神様」のお役立ち)
6.経営者の精神2:稲盛和夫・京セラ創業者(「利他の精神」を説く合理主義者)
7.経営者の精神3:飯田亮・セコム創業者(なぜ、儲かっているのか分からない会社)
8.経営者の行動1:永守重信・日本電産・創業者(仕事の疲れは仕事で癒す)
9.経営者の行動2:清水信次・ライフ創業者(「足るを知るが大切」と説く大物創業者)
10. 経営者の行動3:御手洗冨士夫・キヤノン会長(在米23年で学んだ叡智)
11. 経営者の行動4:孫正義・ソフトバンク創業者(普通に生きて何がおもしろい)
12. 経営者の行動5:カルロス・ゴーン・日産自動車CEO(知名度NO.1外国人トップ)
13. 経営者の行動6:賀川豊彦・神戸生活協同組合創設者(元祖・社会企業家の献身)
14. 経営者の行動7:社内起業家のすすめ
15. まとめ:バイト先で「できる人」が意外と将来大成しない理由

予習:1時間 各テーマについて事前に調べておくこと。方法は初回講義で説明する。
復習:2時間 講義内容とテキストの「ビジネスマネジャー検定試験」を毎回1章分読んでまとめる。


【授業関連科目】

経営学1
経営学2


【成績評価方法・注意】

成績評価方法:期末試験と講義後に課すレポートの両方。出席はセキュリティシートでとる。
注意:出席は当たり前。顔を出しているだけで給料をくれる会社がどこにあるか。前向きな姿勢を見せ、良い結果を出さなければ出席している意味がない。居眠り、私語のような組織(クラス)のモチベーションを落とす行動、無断欠席は言語道断。「ビジネスリーダー」の意識を持って、この講義に臨んで欲しい。


【教科書】

著者:東京商工会議所(編) 書名:ビジネスマネジャー検定試験公式テキスト 出版社:中央経済社


【参考書】

適宜指示する
著者: 書名:日本経済新聞 出版社:日本経済新聞社



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