【授業の目的】
この演習は、「自分を変える教室」です。授業の目標は、自分の意志力と行動力を発見することです。どんな人にも、意力・知力・胆力・眼力があります。意力とは意志力・精神力。知力とは「知恵のはたらき」。胆力とは「活動に堪え得る精神力」です。眼力とは、「物事の真偽・善悪を見分ける力」です。「やる力」「やらない力」「望む力」は、意志力で決まるそうです。意志力は脳の働きだそうです。一緒に、楽しく脳を鍛えましょう。
【到達目標】
「世界に一つだけの花」という歌があります。「そうさ、僕らは世界に一つだけの花、一人一人違う種を持つ、その花を咲かせることだけに、一生懸命になればいい」(作詞・作曲・編曲、槇原敬之)。目標は、「世界に一つだけの花」を咲かせられる自分を発見することです。前期は1〜5、後期は6から10の目標達成を目指しましょう。 1.大学生活を楽しむ。楽しめる自分を知る。 2.雑学知識に強くなる。 3.SNSやウェブサービスに強くなる。Line、Facebook、Skype、Twitter、Amazon、Bookingcom、Kindleなど。 4.各種インターネット・サービスに強くなる。図書情報、新聞等電子版、列車等ネット予約。 5.銀行カード、クレジット・カードの利用に強くなく。 6.パソコンに強くなる(ノートパソコン必需品)。プロジェクターを使いこなす。 7.意志力を鍛える方法を知る。 8.「失敗した自分を許す」意味を知る。 9.自分の脳に騙されない自分を知る。 10.行動力を鍛える方法を知る。
【授業計画】
前期では、どのようにすれば、楽しい大学生活を設計し、マネジメントできるかを学びます。4年間の勉学とその後の社会人生活を展望して、一年生の生活を楽しむ計画をつくり、どうすれば自分の意志力をマネジメントできるのか、一緒に、学びましょう。後期では、トヨタ社員の流儀から、どうすれば自分の行動力を鍛えられるか、学びましょう。
オリエンテーション 1.オリエンテーション前半:自分のSNS利用の実力を知る。「繋がる」を学ぶために:Line、Skype、電子メール。 2.オリエンテーション後半:クラス内ネットワークに参加して、チームワークとリーダシップを学ぶ。 3.ソーシャル・ネットワーキング・サービスについて 4.ウェブサービスについて 5.インターネット・サービスについて:全国大学図書情報(Cinii)、新聞等電子版、列車等ネット予約、バンキング・カード、クレジット・カードの利用。 前期討論 スタンフォード流に学ぶ・「意志力」 6.「自分を変える」討論(1)意志力を磨けば、楽しくなる? 7.「自分を変える」討論(2)「自分はどう失敗するのか」を知ろう? 8.「自分を変える」討論(3)本能に流されるな? 9.「自分を変える」討論(4)もう一人の自分に名前をつける? 10.「自分を変える」討論(5)失敗する瞬間に気づけ? 11.「自分を変える」討論(6)あなたは、どうして誘惑に負けるの? 12.「自分を変える」討論(7)自分の脳にだまされている? 13.「自分を変える」討論(8)罪のライセンス? 14.「自分を変える」討論(9)「どうにでもなれ」、開き直れ? 15.「自分を変える」討論(10)快楽の経済学? 所見をまとめる。
トヨタの流儀に学ぶ・「行動力」 トヨタ社員から多くの人が学んでいます。トヨタは昔から世界の大企業だったわけではありません。社員たちが長年の苦労によってトヨタを世界の大企業にしたと言われます。どのような考え方で働いているのでしょうか。何か、特別な秘密の意志力や行動力を持っているようにも思えませんが。 16.「トヨタの行動力」討論(1)なぜ、リーダーは現場に行く? 17.「トヨタの行動力」討論(2)付加価値を生む現場を大切にする? 18.「トヨタの行動力」討論(3)流されるな? 19.「トヨタの行動力」討論(4)とんがった人間を重視? 20.「トヨタの行動力」討論(5)給与はお客様からもらっている? 21.「トヨタの行動力」討論(6)何もしないより、何かやって失敗したほうが? 22.「トヨタの行動力」討論(7)6割いいと思ったらやれ? 23.「トヨタの行動力」討論(8)どんなことでも期限を決める? 24.「トヨタの行動力」討論(9)自分の立場よりも高い視線で見よ? 25.「トヨタの行動力」討論(10)マルチな人間になれ? 26.「トヨタの行動力」討論(11)二塁に飛んだゴロは、誰が取るのか? 27.「トヨタの行動力」討論(12)たまには横着になれ? 28.「トヨタの行動力」討論(13)早めに手を打て、事後処理はムダな時間とコスト? 29.「トヨタの行動力」討論(14)自分が楽になることを考えろ? 30.後期のまとめ:自分の学生生活にトヨタの流儀を生かせるか。所見をまとめる。
毎回授業の予習と復習 予習2時間:授業前日までに、パワーポイント(ソフト)を使って、スライド1枚内に、毎回授業討論テーマ・スライドを作成して、PCを持参して報告できるようにしておく。またスライドを印刷し、毎回、提出する。 復習2時間:次回授業前日までに、自作スライドの修正を行う。スライドは全授業30回終了後に、印刷・提出する。
【授業関連科目】
経営学1、経営学2
【成績評価方法・注意】
成績評価は、エクセルで自動的に算定された点数とする。基準 (1)成績評価点 → 毎回の受講評価点の30回平均点。(2)毎回授業の評価点 → (a)毎回授業には、全員、事前予習し、指定課題のスライドを作成・持参し、プレゼンテーション準備をしておく。(b)プレゼンテーション者、(c)スライド評価点、(d)討論参加度合の評価点、(e)授業出席・無発言、(f)遅刻早退、(g)迷惑行為等、(h)欠席。(3)最終授業日に全30枚スライドを印刷提出。
【教科書】
著者:ケリー・マクゴニガル (著)・神崎 朗子 (翻訳) 書名:『スタンフォードの自分を変える教室』(前期) (だいわ文庫)、2015年 出版社:大和書房、印刷版ないし、Kindle版の利用可。
著者:(株)OJTソリューションズ (著) 書名:『トヨタの口ぐせ』 (中経文庫)、2013年 出版社:中経出版、印刷版ないし、Kindle版の利用可。
【参考書】
著者:ケリー・マクゴニガル (著)・神崎 朗子 (翻訳) 書名:『スタンフォードのストレスを力に変える教科書 』、2015年 出版社:大和書房
著者:浅田 すぐる (著) 書名:『トヨタで学んだ「紙1枚!」にまとめる技術』、2015年 出版社:サンマーク出版、Kindle版あり。
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