【授業の目的】
19世紀後半以降の近代法の継受の意義と具体例を説明する。日本近代法史の学習は、現行法を相対化する目を養い、新たにより良い法を構想するための基礎力を養う上で有効である。
【到達目標】
受講生が受講終了までに次のようなことができるようになることが到達目標である。
1.近代法の日本における継受の意義を理解し、説明することができる。 2.日本近代法史の基本的知識を理解し、説明することができる。
【授業計画】
授業計画は、以下の通りである。ただし扱う範囲が広いので、場合により順序を変更したり、一部を省略することがある。
1.ガイダンス 2.近代法史概論 3.刑法史(旧刑法制定史、明治刑法制定史) 4.民法史(旧民法制定史、明治民法制定史) 5.憲法史(大日本帝国憲法制定史、大日本帝国憲法の内容) 6.憲政史(議会制度、内閣制度、官僚制度) 7.まとめ
日本史と憲法・民法・刑法の基本的知識がある方が学習効果は上がる。高校時代に日本史を学んでいない人(もしくは日本史を学んでいても明治時代以降の知識に自信のない人)は、高校の教科書レベルで十分なので予習しておいてほしい。そのほか、事前学習・復習の内容については、授業のなかで指示する。
【授業関連科目】
【成績評価方法・注意】
最終試験の成績で評価する。
【教科書】
プリントを配布する
【参考書】
適宜指示する
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