【授業の目的】
教師はまた近年、保護者や教育関係者に対しても「学力」「社会規範」「いじめ」などといった教育課題の現状と社会背景を的確に説明できることが求められている。そうした関係性に係る知見の獲得と表現力の育成を目指す。
【到達目標】
教育と社会との関わりを、主に学校の社会的機能を軸に理解し、さらに社会階層、労働市場や子どもの生活世界との関わり、グローバリゼーションや生涯学習などの現代的要請との関係性においても把握できる力を養う。現実に営まれる教育活動は、それを取り巻く社会との関係性を抜きにしては正確に理解できない。この教育と社会との関係性を、教育の社会的規定、教育の社会的機能、社会としての教育という3つの視点に立って解説していく。
【授業計画】
授業形態:講義 授業方法:受動型 授業計画 1.教育社会学とは −教育と社会学 教科書:イントロダクション 左記内容について復習1時間 2.社会学の視角 −デュルケームの自殺論を中心に 教科書:第1章1 左記内容について復習1時間 3.学校のある社会(1) −学校と社会 教科書:第2章 左記内容について復習1時間 4.学校のある社会(2) −学歴社会と脱学校論 教科書:第2章 左記内容について復習1時間 5.階層と教育(1) −学力と階層 教科書:第3章 左記内容について復習1時間 6.階層と教育(2) −格差社会と教育 教科書:第3章 左記内容について復習1時間 7.子どもの社会学(1) −子ども観の社会学 教科書:第7章 左記内容について復習1時間 8. 子どもの社会学(2) −子どもとメディア 教科書:第7章 左記内容について復習1時間 9.非行/逸脱・教育問題(1) −社会変化と教育問題 教科書:第9章 左記内容について復習1時間 10. 非行/逸脱・教育問題(2) −いじめ、非行、虐待 教科書:第9章 左記内容について復習1時間 11.教育改革 −市場化と公共性 教科書:第10章 左記内容について復習1時間 12.グローバリゼーション −グローバリゼーションと教育 教科書:第11章 左記内容について復習1時間 13.学校教育 −公教育の成立と発展 教科書:12章 左記内容について復習1時間
14.労働市場へのトランジッション −日本的雇用慣行と非正規雇用 教科書:第14章 左記内容について復習1時間 15.生涯学習 −生涯発達と知識基盤社会 教科書:第16章 左記内容について復習1時間
【授業関連科目】
教養演習、教育原理、教育史
【成績評価方法・注意】
試験と小テスト 内容理解確認のための小テストを何度か実施する。期末試験と合わせて、理解度と基本的知識の習得度合いを評価する。
【教科書】
著者:酒井朗・多賀太・中村高康 書名:よくわかる教育社会学 出版社:ミネルヴァ書房
【参考書】
適宜指示する
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