【授業の目的】
社会科学系の専門学習が主となる本学学生に数理的なものの見方、考え方を提供することで本学の教育理念の「幅広い学習機会の提供」に貢献する。
【到達目標】
関数の概念や微分・積分の方法論を理解し、実際に曲線や面積に応用することを通して物事を定量的に処理する能力を身に付けることを目指す。具体的には、以下のことができるようになることを目指す。 1.関数とグラフの関係を理解し、初等的な関数のグラフが描ける。 2.微分と積分の関係を理解し、初等関数の微分と積分を計算できる。 3.簡単な連続曲線で囲まれた面積を求めることができる。 4.局座標表示で面積を求めることができる。
【授業計画】
授業形態:講義 授業方法:受動型.ただし,適宜質問してインタラクティブに実施する.
1.導入:曲線と面積 2.無限小の概念と微積分 3.関数とグラフ:有理関数 4.関数の極限と微分の定義 5.有理関数と微積分 6.面積を求める 7.復習・まとめと中間試験、三角比 8.三角関数とそのグラフ 9.三角関数と微積分 10.円の面積と微積分 11.円周、円の面積、球の体積、球の表面積 12.局座標表示 13.局座標表示での積分 14.2変数関数 15.これまでのまとめ 16.期末試験
※予習・復習 ■ 予習(2時間程度) 前日に講義実施範囲を予習する事.その際,定義と定理は特に理解する事.教科書に書かれている事を鵜呑みにせず,掲載されている計算過程を解いてみる事.例題問題を解くこと.設問は宿題と課すので時間なければ飛ばして良い. ■ 復習(1.5時間程度) 課された宿題をノートに解答する事.また,講義実施箇所の定義・定理・示したポイントは再度解き直して復習してください. ※ 試験を課すかは未定です.また,講義中又は講義後にレポートや宿題を課します. ※ 初回講義のため適宜更新を挟む事をご了承下さい.
【授業関連科目】
・事前受講推奨科目:なし ・関連科目:現代数学への招待A(統計学)には,積分が必要なため,本講義の受講が望ましい.
【成績評価方法・注意】
成績評価方法:試験,受講態度,レポート 次の項目で評価する ・試験 [(70%〜)80%] ※ 試験を受験するには2/3以上の出席を要する ・上記以外(受講態度,レポート,口答質問に対する回答具合)[20%(〜30%)] ※ 出席は独自出席シートまたはWifiで記録します.
【教科書】
著者:石村園子著 書名:やさしく学べる基礎数学・線形代数・微積分 出版社:共立出版
【参考書】
適宜指示する
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