【授業の目的】
教育課程論の講義は、現在の学校の教育課程の全体構造に関する知識の提供を目的としているが、日本の現行の教育課程の特質をより明確により深く理解するため、原理的・歴史的・比較的など幅広い視座からの講義を行う。
【到達目標】
今日のグローバルかつ厳しい研究および製品開発競争の時代では、それぞれの国がいかに子どもに国際的に通用する学力を身に付けさせるかが国家存亡の鍵を握っている。その意味で一国の教育課程のあり方は極めて重要で、教育課程の違いがどのような結果をもたらしたかについて歴史的に比較教育の観点から考察していく。そうして、現代の日本の教育課程の特徴や課題についてより明確に明らかにするとともに、教師が各学校や学年のレベルでいかに教育課程を編成したら良いかについて考えていく。
【授業計画】
授業形態:講義 授業方法:受動型 1.教育課程の概念と構造(1) −教育課程編成の原理と類型 教科書:第1章 左記内容について復習1時間 2.教育課程の概念と構造(2) −編成の課題 教科書:第1章 左記内容について復習1時間 3.現在の学習指導要領の基本構造と課題(1) −学習指導要領の目標と性格 教科書:第2章 左記内容について復習1時間 4.現在の学習指導要領の基本構造と課題(2) −新学習指導要領の基本構造 教科書:第2章 左記内容について復習1時間 5.教育課程編成の法と教育行政 −教育課程編成に関する法体系と行政 教科書:第3章 左記内容について復習1時間 6.教科書の検定・採択とその歴史 −教科書の検定と採択 教科書:第3章 左記内容について復習1時間 7.欧米における教育課程の歴史と現状(1) −アメリカ(1) デューイと新教育 教科書:第5章 左記内容について復習1時間 8.欧米における教育課程の歴史と現状(2) −アメリカ(2) 教育の質の改革 教科書:第7章 左記内容について復習1時間 9.欧米における教育課程の歴史と現状(3) −フランス・スイス ルソーとペスタロッチ 教科書:第5章 左記内容について復習1時間 10.欧米における教育課程の歴史と現状(4) −イギリス ナショナル・カリキュラム 教科書:第7章 左記内容について復習1時間 11.欧米における教育課程の歴史と現状(5) −フィンランド OECD学力調査 教科書:第7章 左記内容について復習1時間 12.アジアにおける教育課程の歴史と現状 −中国・韓国 教科書:第7章 左記内容について復習1時間 13.教育課程をめぐる諸問題(1) −総合的な学習とジェンダー 教科書:第8章 左記内容について復習1時間 14.教育課程をめぐる諸問題(2) −小学校英語と学校間接続 教科書:第8章 左記内容について復習1時間 15.教育課程の将来像
【授業関連科目】
教育原理、教師論、教育方法論、教育史、道徳教育の研究
【成績評価方法・注意】
成績評価方法:試験及び小テスト
【教科書】
著者:山崎準二編 書名:教育課程 出版社:学文社
【参考書】
著者:文部科学省刊 書名:学習指導要領 出版社:
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