【授業の目的】
本学の建学精神のひとつである「産業の現実に関心を持ち,文化的知性をそなえ,創造的に社会の発展を指向する人物の養成」を目指し,「幅広い学習機会の提供」,「専門学術の振興」を授業目標とする。
【到達目標】
地域づくりで活躍されている企業経営者と行政の前首長のとり組み事例を講義で紹介することにより,キャリアの蓄積や地域づくりの理念と実際について習得し,実践的な地域づくりの概要を説明できるようにすることを第1段階の到達目標とする。そして,授業のキーワードである1.地域ビジネス・地域開発,2.地域環境,3.地域福祉,4.地域文化,5.コミュニテイ振興とのつながりを結びつけた地域づくりプランが描くことができるようにすることを第2段階の到達目標とする。
【授業計画】
授業形態:講義 授業方法:受動型 1.オリエンテーション 岸田芳朗 授業内容の概要や講義の進め方などについて説明する。 2.〜13. 岡山県内を中心とした地域づくりの事例に関する取り組み事例の実際と考え方につい て講義する。 講義担当予定者と内容 ○岸田芳朗 なぜ,今地域づくりなのか 地域づくりの実際 農と食による地域づくり ○大倉秀千代 福岡の市による地域づくり 地域資源を活用した地域づくりの経過と今後の展開 ○落合歩 家庭づくりと地域づくり 妄想用婚姻届で考えるライフデザイン ○笹野寛 人口1000人足らずの村の活性化 年間を通じて観光客が訪れる村づくり ○市川三好 日本と世界における地域づくり 公共交通RACDAによる街づくり ○秋山秀行 駄菓子文化の普及による地域づくり 備前黒の里づくり 15. ○岸田芳朗 まとめ
毎回の講義に関する予習と復習は,下記の内容を参考にすること。 ○予習は1時間をめどにする。オリエンテーションと講義で配布された資料を読むこと。その際, 理解しにくい用語等をチェックし,講義時の説明をノートにメモし理解を深めること。
○復習は2時間をめどにする。毎回の配付資料と内容を整理し,講義の内容が理解できているかを 確認すること。講義時に生じた疑問点や理解しにくかった点は,面談日や次回の講義で質問する こと。
【授業関連科目】
【成績評価方法・注意】
成績評価方法:レポートのみで,提出課題を評価し成績評価とする。 10回以上の出席回数がないと,テストを受けることはできない。 講義内容をしっかりとノートに記帳し,ポイントを押さえるないとレポートの作成は難しい。
【教科書】
教科書を使用しない
【参考書】
適宜指示する
著者:増田寛也 書名:『地方消滅』 出版社:中公新書
著者:大江正章 書名:『地域に希望あり』 出版社:岩波新書
著者:山下祐介 書名:『地方消滅の罠』 出版社:ちくま新書
著者:広井良典 書名:『人口減少社会という希望』 出版社:朝日新聞出版
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