【授業の目的】
本演習の目標は、履修者が将来一般企業のマーケティング部門や観光産業分野他で活躍できる人材となるために、マーケティングに関する専門知識と技能を身につけることです。それを通じて、本学の教育目標である「専門学術の振興」への貢献を目指します。
【到達目標】
授業目標に基づいて、次の具体的(下位)目標を達成してもらいます。 1.マーケティングの基本的専門用語を説明できる 2.一般企業や観光産業他におけるマーケティングに関する問題を見つけだすことができる 3.グループで協力しながら、フィールドスタディを実践できる 4.フィールドスタディした内容を人前で話すことができる
【授業計画】
注意:ゼミ志望書提出前に必ず担当教員の面談を受け、以下の内容の詳しい説明を聞いてください。
前期は、テキストの輪読(各章、担当者を決めて報告)と予習・復習課題をこなしてもらいながら、マーケティングの実践的基本知識を修得(教室での学習が中心)。後期は、グループに分かれ各々具体的なテーマを設定し、フィールドスタディ(現地調査等)しながら、そのマーケティングについて考えてもらいます(教室とフィールドでの総合学習)。 1.オリエンテーション:履修上の注意、演習の進め方など 2.マーケティングの出発点:ニーズについて考える 3.マーケティングの実行(1):市場細分化の方法を知る 4.マーケティングの実行(2):ターゲット(標的市場)を決める 5.マーケティングの実行(3):ポジショニングの可能性を考える 6.製品戦略:コンセプト開発力を鍛える 7.価格戦略:価格の実態を調べる 8.プロモーション戦略:実際の広告を分析してみる 9.チャネル戦略:ネット販売と実店舗の融合を考える 10.ブランド戦略:自分の好きなブランドの良さを語り合う 11.マーケティング・ミックス(1):製品の4Pを分析するテクニックを身につける 12.マーケティング・ミックス(2):製品の4Pの分析結果を報告する 12.実際の製品のマーケティングを考える(1):題材、報告順の決定等 13.実際の製品のマーケティングを考える(2):前半報告者の発表 14.実際の製品のマーケティングを考える(3):後半報告者の発表 15.前期ののまとめ 16.後期オリエンテーション:後期の注意事項、演習の進め方、グループ分けなど 17.テーマの決定と発表、修正など 18.フィールドスタディの計画立案など 19.テーマに関する現状分析(1):文献、資料収集の方法など 20.テーマに関する現状分析(2):実証調査の方法など 21.テーマに関する現状分析(3):フィールドスタディの実施 22.テーマに関する現状分析(4):各グループによるフィールドスタディ報告など 23.マーケティング案の検討(1):問題点の抽出・整理など 24.マーケティング案の検討(2):問題解決に向けてのアイディアの創出 25.マーケティング案の検討(3):アイディアのスクリーニングなど 26.マーケティング案の検討(4):マーケティング・コンセプトの開発 27.マーケティング案の検討(5):コンセプト・テストなど 28.マーケティング案の検討(6):具体的マーケティング案の作成など 29.マーケティング案の検討(7):報告用資料の作成など 30.グループ研究報告会 注1)マーケティングの基本知識、日本語能力(留学生の場合)が不十分な学生には、 適宜補習を行います 注2)現地調査等フィールドスタディには、時間割以外の時間での実施や費用が発生します 注3)夏休みと春休みに、それぞれ1泊2日程度の合宿を実施する予定です(こちらも費用が発生) 注4)三好が担当する企業人に対するワークショップや地域調査等の参加・補助をお願いします 注5)CM、観光プラン作成等、大学生向けの各種コンテストに積極的に参加します
予習の時間 3時間 ・各回、事前に与えた課題についてレジュメ等を作成してくること
復習の時間 1時間 ・各回、授業で行った内容を整理したレポートを提出すること
【授業関連科目】
マーケティング論(あるいはマーケティング入門)、地域マーケティングは必ず履修のこと。その他フィールドスタディ関係科目。
【成績評価方法・注意】
授業(課外活動含む)への出席(30点)、授業中の発言等(20点)、予習・復習の課題の内容(20点)、グループ研究の内容(30点)などを総合的に判断します(点数は目安)。なお、正当な理由なき遅刻者や欠席者には厳しく対応(課題・補習など)しますので、注意してください。また、インターンシップ、就職講座なども積極的に履修してもらいます。
【教科書】
著者:石井淳蔵・廣田章光編著 書名:1からのマーケティング 第3版 出版社:中央経済社
【参考書】
適宜指示する
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