【授業の目的】
本演習は、法科大学院への進学を志望する学生を対象とし、当該学生が、法学部1年次において、最低限修得すべき読解力を養成ないし向上することを目標とする。
【到達目標】
1)法学の専門科目や基礎および研究演習において、参照すべき判例・文献を迅速に検索・収集できるようになること。 2)収集した判例・文献を適切に読解・分析できるようになること。 3)テキスト・基本書を自ら読みこなし、専門科目について自習・予習をする能力を身につけること。 4)ロースクール進学プログラムにおける課外サポートを受けるのに必要な最低限の能力を身につけること。
【授業計画】
授業形態:演習
授業方法:その他−論理的文章(小論文・テキスト・判例等)の講読と構造分析
授業計画(シラバス): 1)ガイダンス(本演習の目的、特別演習IIや課外サポートとの関係等) 2)専門科目の自習に必要な道具の説明 3)法学検定4級・3級の説明と試験対策としての勉強の仕方 4)図書館の活用法(1)−判例の検索方法 5)図書館の活用法(2)−書籍・文献の検索方法 6)文章のジャンルとそれぞれの特徴・目的を知ろう 7)解説文、小論文、論説等を読んでみよう(1) 8)解説文、小論文、論説等を読んでみよう(2) 9)法学検定の試験対策の進捗状況の確認(小テスト) 10)入門書、テキスト、基本書、学術書の特徴とその使い分け 11)テキスト・基本書の読み方、勉強の仕方 12)課題について自分で調べて、勉強してみよう 13)判例を読んでみよう(1) 14)判例を読んでみよう(2) 15)総まとめと復習のポイント
※授業1回あたり、概ね2〜3時間の予習・復習を要する。 予習:紹介した入門書・参考書を読み進めておくこと。 復習:配布したレジュメを参考にして、課題文の構造を把握すること。
【授業関連科目】
特別演習II、法学部の1年次から履修できる六法科目
【成績評価方法・注意】
成績評価:試験なし。出席状況、課題への取り組み、学習意欲等を総合的に判断して評価する。
注意:本演習の履修を希望する学生は、入学時のオリエンテーションにおける説明会に出席しておかなければならない。正当な理由のない欠席は認めない。
【教科書】
プリントを配布する
【参考書】
適宜指示する
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