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基礎演習 4単位   経済   経営 2年以上
         
井上 信一 通年1コマ クラス:  

【授業の目的】

本講義の目標は、広く社会、組織との関連を意識しながら、原価計算を含めた管理会計全体の基礎的理解・マスターすることを目標としています。そのことにより、本学の教育目標である「専門学術の振興」の面白さと深遠さの一端に触れることをめざしています。

【到達目標】

本講義の到達目標は、「原価・管理会計の基礎」を理解するとともに、資料収集の方法、プレゼンテーション(レジュメの作成、報告)により口頭による説明能力を涵養することを目標としています。具体的ターゲットは、コミュニケーション能力(文章表現とプレゼンの仕方の習得と共に、専門能力の養成と小集団学習により、次のことをめざしています。
1.原価計算の基礎的な理論と方法が理解できること。
2.管理会計の基礎的な理論と方法が理解できること。
3.最近の原価計算・管理会計の動向に触れることができること。
4.コミュニケーション能力(文章力、伝達力)の必要性を意識できるようになること。
(なお報告者でない人は、質問及びその週のまとめ(A4一枚)を翌週までに作成のこと。)


【授業計画】

1.プロローグ−原価・管理会計への誘い
2.図書館等での資料収集の方法
3.レポートの書き方の理解
4.プレゼンテーション技法の理解
5.管理会計と原価計算
6.工業簿記と原価計算
7.費用の分類(1):費目別分類
8.費用の分類(2):形態別分類
9.製造間接費の配賦計算(1) (理論と方法) 
10.製造間接費の配賦計算(2)(練習問題)
11. 製造間接費の部門別計算(1)(理論と方法)
12. 製造間接費の部門別計算(2)(配賦の具体的方法)
13. 個別原価計算
14. 総合原価計算の基本的な計算(1) ()(理論)
15. 総合原価計算の基本的な計算(2)(先入先出法)
16. 総合原価計算の基本的な計算(3)(平均法・後入先出法)
17.工程別総合原価計算と組別総合原価計算
18. 販売費と一般管理費の管理
19. 標準原価計算の基礎
20.標準原価計算の差異分析
21. 損益分岐点分析
22.損益分岐点図表と利益図表
23. 直接原価計算
24. 特殊原価と差額原価収益分析
25. 事業部制会計
26. 設備投資の意思決定
27. 予算管理
28.バランスト・スコアカード
29. 非財務指標の利用
30.エピローグ−まとめとレポートの作成

(予習90分+復習90分の勉強が大切です。報告者はプレゼンのレジュメ作成と質疑応答に備えます。報告者以外は、教科書・コラムをしっかり読み、例題をすることにより、演習の時間に質問の出来るよう準備をしておいてください。復習は「例題と練習問題」をしっかりと復習してください。)


【授業関連科目】

会計学基礎(1,2)の単位取得、簿記論1、会計学1、財務諸表論1、工業簿記1など会計学関係の基礎科目をすでに履修していることが重要です。DVD、新聞記事など多様なメディアで社会科学への理解を深めたい。


【成績評価方法・注意】

管理会計に興味が深いこと。基礎演習への積極的コミットメント、報告の内容と質疑応答、期末レポート、年度末レポート等により評価します。テーマに関心があることが大切です。自主的にコツコツと同時に取り組む学生と一緒にゼミナールをする学生の選択を期待しています。(無断欠席はご法度です。)


【教科書】

著者:園田智昭・横田絵理著 書名:『原価・管理会計入門』 出版社:中央経済社、2010年


【参考書】

適宜指示する




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