【授業の目的】
組織が存在すれば必ず会計と監査が存在する。しかも両者は必ずワンセットでなければならない。すなわち会計がなければ監査は成り立たないし、監査を受けない会計は社会的に存在できない。つまり両者は表裏一体の関係にある。本講義においては、このような視点から「公認会計士」をキー・ワードとして会計監査の本質論を論理的に説明してゆく。その学習を通じて、「専門技術の振興」に貢献する。
【到達目標】
1.現代における会計監査の全体像の理解 2.4年生になった時の卒業論文の作成準備
【授業計画】
1.本年度の演習の進め方・ガイダンス 2.会計監査の定義と目的 3.会計監査の機能と限界 4.会計監査の効用と必要性 5.資本市場と会計監査 6.金融商品取引法と会計監査 7.監査人の責任 8.会社法と会計監査 9.コーポレート・ガバナンスと会計監査 10.会計専門職と職業倫理 11.監査基準「一般基準」 12.会計監査の実像 13.監査リスク 14.監査計画と監査上の重要性 15.監査要点と試査 ※ 以上:前期予定分・以下:後期予定分 16.固有リスクの評価 17.監査証拠の評価 18.コンピュータ環境下の監査 19.ゴーイング・コンサーンに関する監査 20.監査調書と品質管理 21.監査報告書 22.適正意見 23.会社法監査報告書 24.除外事項と監査意見 25.不適正意見と追記情報 26.四半期財務諸表と四半期レビュー 27.四半期レビュー手続 28.卒業論文のテーマの模索 29.卒業論文のテーマの決定 30.卒業論文のテーマの発表と目次の提出 ※毎回の必要予習時間:2時間・復習時間:2時間
【授業関連科目】
簿記論I・II、会計学I・II、財務諸表論、会計監査論
【成績評価方法・注意】
毎回の出席と発表およびレポートの提出を総合して評価する。
【教科書】
著者:山浦久司 書名:監査論テキスト 出版社:中央経済社
【参考書】
参考書を使用しない
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