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刑法III(各論1) 2単位 2年以上 経済   経営  
         
加藤 摩耶 前期1コマ クラス:  

【授業の目的】

個人法益の中の財産犯について重点的に学習することを目標とする。

【到達目標】

財産犯の解釈や判例を学び、個別の事案について独自の解釈を論ずることが出来るようになること。


【授業計画】

授業形態:講義
授業方法:受動型

1,刑法各論とは
 刑法各論とは何か、刑法各論の現代的意義など
2,財産罪総説
 財産犯全体の説明・保護法益など
3,窃盗罪(1)
 財物とは、占有とは
4,窃盗罪(2)
 不法領得の意思について、親族間の特例
5,強盗罪(1)
 強盗罪の構成要件・事後強盗・2項強盗
6,強盗罪(2)・恐喝罪
 昏睡強盗、強盗致死傷罪、強盗強姦、強盗強姦致死罪、強盗予備罪など
7,詐欺罪(1)
 詐欺罪の構成要件(欺罔行為・交付行為)
8,詐欺罪(2)
 詐欺罪の構成要件(財産の移転、財産的損害)、2項詐欺罪
9,横領罪(1)
 横領罪の性格・占有
10,横領罪(2)
 誤振り込みなどのケース
11,背任罪
 背任罪の構造、特殊性について
12,盗品等に関する罪
 主に保護法益について
13,毀棄・隠匿罪
 258〜263条までの各類型
14,演習
 1〜13講の実践として、事例問題を解く。
15,演習
 1〜13講の実践として、事例問題を解く。

予習は要求しない。
復習においては、授業中にとったノートを参照して、提示した事案について独自に考えて論証してみること(1時間)。


【授業関連科目】

刑法総論・民法・刑事訴訟法・現代刑事法


【成績評価方法・注意】

期末試験とレポートの両方で評価する。
期末試験は2問(用語説明と事例問題)で、配点比率は5:5である。
期末試験においては教科書の持ち込みは許可しない(ノートの持ち込みは可)。


【教科書】

教科書を使用しない



【参考書】

適宜指示する
著者:西田紀之・山口厚・佐伯仁志 編 書名:別冊ジュリスト 刑法判例百選2 出版社:有斐閣
著者:島伸一 編 書名:たのしい刑法2 出版社:弘文堂
著者:井田良 書名:入門刑法学・各論 出版社:有斐閣


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