【授業の目的】

　本ゼミ活動では、将来、社会人として求められる「提案能力」を身につけるため、基礎知識を
テキストで学び、また、ミスターＦＰプログラムを利用して財務、意思決定などの研究学習やグ
ループ討議を通じて思考手順や幅広い視野、検索意欲などが身につくことを目標としています。
　　また、ＦＰコース１年生との共同活動を学内や課外で実施します。

【到達目標】

　学生みずからが、テーマの背景にある課題や問題点を見つけ出し、実験的アプローチで解を求
めることが身につくように、また、１年生への指導、教育等もゼミのグループ内で計画・実施で
きるようになるため、ミスターＦＰやキッズマネープログラムをそれぞれの分担で開催・運営を
行います。
　また、思考力や幅広い視野などを身につけるため、テーマ等を専門的なディテールに拘るだけ
でなく、テキストから、課題を見つけ「研究成果を発表」「共同で意見交換や、討論したり」す
ることが養えることも目標とします。

【授業計画】

第１回　オリエンテーション（履修関係の確認他）
第２回　個別テーマ発表 (1)　金融経済情勢
第３回　グループ活動 (1)　キッズマネーの基礎知識
第４回　グループ活動 (2)キッズマネー・シナリオプランニング１
第５回　パーソナルファイナンスと金融ケイパビリティ (1)
第６回　パーソナルファイナンスと金融ケイパビリティ (2)
第７回　コース活動 (1)　キッズマネー・京山祭
第８回　個別テーマ発表 (2)金融経済情勢
第９回　需要サイドからの自発的金融教育：市民層
第10回　グループ活動 (3)　キッズマネーの広報・運営
第11回　供給サイドからの金融教育：設計主義と信用意識
第12回　個別テーマ発表 (4)　金融経済情勢
第13回　個別テーマ発表 (5)　金融経済情勢
第14回　供給サイドからの金融教育：株式市場と投資・投機意識
第15回　実践的投資教育試論：投資の基礎知識
第16回　コース活動 (2)　キッズマネー・商業高校
第17回　グループ活動 (3)　キッズマネー・シナリオプランニング２
第18回　個別テーマ発表 (6)　金融経済情勢
第19回　個別テーマ発表 (7)　金融経済情勢
第20回　コース活動 (3)　キッズマネー・大学祭
第21回　シナリオ・プランニングの変遷
第22回　シナリオ・プランニングの理論
第23回　シナリオ・プランニングの実践
第24回　シナリオ・プランニングの活用
第25回　グループ活動 (4)　キッズマネー・シナリオ検証
第26回　需要サイドからの自発的金融教育：富裕層
第27回　投資教育の姿：年金問題と金融・投資教育
第28回　実践的投資教育試論：金融の基礎知識
第29回　個別テーマ発表 (6)　年間活動報告
第30回　個別テーマ発表 (6)　年間活動報告

【予習・復習】
　・教科書の各該当する講を事前に読み、関連する用語や制度についての不明点を事前に
　　を整理しておくこと。３０分程度を学習予定時間とする。
　・日本経済新聞の指定欄を毎日予習しておき、時事や話題などについて意見を整理して
　　おくこと。講義毎に指名・発表し、意見交換を行う。３０分程度を学習予定時間とする。
　・年間３回、６時間程度のフィールドスタディーを実施する。

【授業関連科目】

ＦＰライフプランニングと資産運用１、ＦＰリスク管理・不動産１、ＦＰ税制、ＦＰ技能論１・２

【成績評価方法・注意】

1.　出席に30点を配点する（30回×1点）。〜15分以上の遅刻者は認めないものとする。
2.　グループ作業の参加貢献に20点を配点する（4回×5点）。
3.　個別発表・資料内容に50点を配点する（5回×8点、1回×10点）。
◆　適当な時期に課外活動を予定しています。そのため、別途、交通費＋食事代として〜 3,000円
　　程度の費用を予定しておいてください。

【教科書】

著者：新保恵志　書名：金融・投資教育のススメ　出版社：きんざい　ISBNコード978-4-322-12153-7

【参考書】

適宜指示する
著者：キース・ヴァン・デル・ハイデン他　書名：「入門」シナリオ・プランニング　出版社：ダイヤモンド社