【授業の目的】
3,4年次での専門的な勉強のために必要な基礎的知識や調査方法、考え方を身につけることを目的とする。特に医事法・医療倫理の観点から演習を進めるので、医療問題に強い関心のある学生に対し履修を薦める。
【到達目標】
インターネットや図書館を利用して、文献・資料の収集ができるようになること。 パソコンを使ってレジュメを作成できるようになること。 他の学生の前で堂々と自分の意見を述べることができるようになること。
【授業計画】
〔前期〕 1.オリエンテーション(1回) 2. 刑法の基礎(2.3回) 3.刑事訴訟法の基礎(4.5回) 4.不法行為法の基礎(6.7回) 5.契約法の基礎(8.9回) 6.家族法の基礎(10.11回) 7.統治機構の基礎(12.13回) 8.基本的人権の基礎(14.15回)
〔後期〕 1.オリエンテーション 2.法律文献・判例の調べ方・図書館活用方法など 3.医事法概観 4.生命の始まり――出生前診断 5. ――生殖補助医療 6.中絶 7.インフォームド・コンセント 8.医療過誤 9.生命の終わり――脳死と臓器移植 10. ――安楽死 11. ――尊厳死 12.自殺に関する諸問題 13.遺伝子技術の応用 14.クローン技術の是非 15.人体実験
※予習・復習について 当然のことながら報告担当者は事前にテキストを熟読し、不明点については図書館などで調べ、自分なりの見解を準備しレジュメを作成する。そのほかの者はテキストを読み、疑問点などを整理しておく。 ゼミ修了後、報告担当者は議論の内容をまとめておく。(期末にレポートとして提出してもらう。) 〔予習復習にかける時間(目安):2時間(勿論報告担当者の場合は、2時間ではすまないはずである。)〕
【授業関連科目】
刑法、民法、憲法、刑事訴訟法、医療と法
【成績評価方法・注意】
受講態度(積極的に議論に参加しているか否か・プレゼンテーションの準備をきちんと行っているか)と年2回のレポートにより評価する。正当な理由のない欠席・遅刻は認めない。 3回連続して無断欠席した者、および無断欠席した報告担当者には単位を与えない。
【教科書】
著者:松井茂紀・松宮孝明・曽野裕夫 書名:はじめての法律学 出版社:有斐閣アルマ
【参考書】
参考書を使用しない
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