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文学と時代 2単位 1年以上 経済   経営 1年以上
1年以上        
石井 敏弘 後期1コマ クラス:  

【授業の目的】

古代から現代までの文学の発祥と発展、そして最終的には日本における推理小説の特殊性について理解を深め、人と物語がそれぞれの時代の中で常に深く関連し合っているものであることを学ぶ。

【到達目標】

1.なぜ物語が生み出され、必要とされるのか、その根源について深く考察する。
2.文学史の中で、それぞれの時代に生み出された文学作品と時代背景の関連性を感じ取る。
3.小説の発生と発展、変遷を追うことで、人類や日本人がいかに変化してきたか理解を促し、そこから今後の社会や自分の未来について思考の幅が広がることが望ましい。


【授業計画】

授業形態:講義
授業方法:受動型,適時、課題として用意されるプリントやレポートによって理解度をチェックする。

1.履修確認のための課題と授業内容・評価方法・授業目標などについての説明と序論
2.物語の発祥。最古の物語『ギルガメッシュ叙事詩』(テキスト第一章P16まで)
3.ギリシア神話と日本神話の比較(テキスト第一章P24まで)
4.トロイの伝承と神話から人の物語への変遷(テキスト第二章)
5.日本における英雄譚 ヤマトタケル(テキスト第二章)
6.日本文学の祖『竹取物語』とその意外な背景(テキスト第二章)
7.『源氏物語』の解説と平安期の文学についての理解(テキスト第二章)
8.文学の暗黒期と江戸期の文学『好色一代男』(テキスト第三章P77まで)
9.江戸期の文学の持つ多様性と娯楽性 『南総里見八犬伝』(テキスト第三章P77まで)
10.明治・大正期の文学の傾向(テキスト第三章P87まで)
11.推理小説の発祥 『モルグ街の殺人』(テキスト第三章P93まで)
12.『本陣殺人事件』と『点と線』(テキスト第三章P117 まで)
13.本格推理と社会派推理。(テキスト第三章P117まで)
14.平成期になって復活する名探偵。日本における文学のバイオリズム(テキスト第四章)
15.デウス・エクス・マキーナ、その意味。総括(テキスト第四章)


予習:1時間 次回講義分のテキストを読む、もしくは講義終了時に指示
復習:1時間 今回講義分のテキストの再読


【授業関連科目】

 


【成績評価方法・注意】

試験とレポート両方

期末試験、レポートやプリント、出席、受講態度などから総合的に評価を行う。期末試験がもっとも大きな評価基準となる。
期末試験は教科書、ノートの持ち込みを許可する。また留学生は、試験時に電子辞書の持ち込みを可とするが、スマートフォンのアプリケーションによる代用は認められない。


【教科書】

著者:石井敏弘 書名:デウス・エクス・マキーナ 出版社:ふくろう出版


【参考書】





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