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文学を考える 2単位 1年以上 経済   経営 1年以上
1年以上        
石井 敏弘 前期1コマ クラス:  

【授業の目的】

文学の中でも、現在幅広く読まれている推理小説を題材にし、物事の表面だけではなく、その裏側に潜むものを洞察する能力を育てる。
同時に、常識にとらわれない、自由な精神や発想力を獲得できる機会提供を目標とする。

【到達目標】

1.推理小説創作の核心部分、伏線についての理解を深める。
2.登場人物の人生に共感できる心を養成し、作品全体のテーマ性を理解する。
3.物語の表面には現れない、背景にあるものを洞察する考え方を身に付け、社会生活に生かせるきっかけとする。


【授業計画】

授業形態:講義
授業方法:受動型,適時、課題として用意されるプリントやレポートによって理解度をチェックする。


1.履修確認のための課題と授業内容・評価方法・講義目標などについての説明
2.推理小説とは何か。文学的な特殊性
3.消去法に関する解説とテキスト『消滅した夜』の解説。いかにして生み出されたか
4. テキスト『消滅した夜』の解説
5.テキスト『消滅した夜』の全解説、謎解き=どこに伏線があり、どのように推理できるか
6.一般文学に見られる推理小説の技法。参考書『いま、会いにゆきます』
7.『いま、会いにゆきます』の解説。テーマ性と伏線の技法についての解説
8.テキスト『オルフェウスのダンジョン』の生み出された背景と解説
9.テキスト『オルフェウスのダンジョン』の解説
10.『オルフェウスのダンジョン』全解説と小説のテーマ性と謎の関連性について
11.テキスト『うつし世は悪夢』の解説。いかにして生み出されたか
12.テキスト『うつし世は悪夢』の解説
13.同上
14.『うつし世は悪夢』その全解説。すべての伏線と、事件背景すべてを推理する想像力について解説
15.総括。

※ 理解度、進展状況により、『いま、会いにゆきます』の解説を省略・短縮する場合がある。


予習:1時間 次回講義分のテキストを読む、もしくは講義終了時に指示
復習:1時間 今回講義分のテキストの再読


【授業関連科目】

 


【成績評価方法・注意】

試験とレポート両方

期末試験、レポートやプリント、出席、受講態度などから総合的に評価を行う。期末試験がもっとも大きな評価基準となる。
期末試験は教科書、ノートの持ち込みを許可する。また留学生は、試験時に電子辞書の持ち込みを可とするが、スマートフォンのアプリケーションによる代用は認められない。


【教科書】

著者:石井敏弘 書名:ノー・ソリューション 出版社:ふくろう出版


【参考書】





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