【授業の目的】
本講義は「専門学術の振興」に貢献する経営学部の専門科目である。本講義は「社会事象を的確に捉え、分析し、創造的に問題解決することができ、かつ心豊かさ(文化的知性)をみにつけ」、「社会、とりわけ企業という組織の中で創造的に貢献できる能力を身につける」を目標としている。
【到達目標】
本講義は次のことを学習し、理解することを目標とする。(1)複数の人で構成された企業組織はどのように変化する環境に対応し、変化していくべきか。(2)企業組織運営の基本原理、原則は何か。(3)その基本原理、原則はどのように運用されるとき、組織の効率が向上し、社会的に有益なものになるか。
【授業計画】
授業形態:講義 授業方法:受動型
第1回 企業の環境とは 参考書:伊丹・加護野(2009)序章 第2回 環境のマネジメントの基本目的と手段 参考書:伊丹・加護野(2009)第1章 競争戦略 第3回 戦略の定義と競争の意味(1) 参考書:伊丹・加護野(2009)第1章 第4回 競争のための差別化 参考書:伊丹・加護野(2009)第2章 第5回 競争戦略とビジネス・システムの構築(1) 参考書:伊丹・加護野(2009)第3章 第6回 競争戦略とビジネス・システムの構築(2) 参考書:伊丹・加護野(2009)第3章 事業構造の戦略 第7回 環境の変化と事業構造の変化 参考書:伊丹・加護野(2009)第4章 第8回 事業構造の選択 参考書:伊丹・加護野(2009)第4章 第9回 資源の配分 参考書:伊丹・加護野(2009)第4章 第10回 事業構造戦略のジレンマ 参考書:伊丹・加護野(2009)第4章 組織のマネジメント 第11回 組織の基本変数 参考書:伊丹・加護野(2009)第10章 第12回 組織構造の設計 第13回 職能組織と事業部組織 参考書:伊丹・加護野(2009)第10章 第14回 社内ベンチャー 参考書:伊丹・加護野(2009)第10章 第15回 選択の基本的トレードオフ 参考書:伊丹・加護野(2009)第10章
毎回講義の内容に関する復習は2時間程度と、次回の講義内容に関する予習は4時間程度行うこと。
【授業関連科目】
経営学、経営戦略論、経営組織論、経営史、人的資源管理論
【成績評価方法・注意】
成績評価方法:テストのみ (練習(各章終了後、関連内容の問題演習を行う)(50点)、期末テスト(40点)、受講態度(10点))
注意:遅刻、私語、途中退室、携帯電話など厳禁。一度は警告しますが、悪質な場合には即座に履修を取りやめてもらう場合があります。
【教科書】
プリントを配布する
【参考書】
著者:伊丹敬之・加護野忠男 書名:『ゼミナール経営学入門 (第3版)』 出版社:日本経済新聞社、2009年。
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