【授業の目的】
経営学部経営学科に係る専門科目として,本学の教育目標である「専門学術の振興」に貢献すること.他学科の学生にとっては,「幅広い学習機会の提供」にもなる.
【到達目標】
受講生が,受講後につぎのようなことができるようになること. 1.経営の分野・立場から得られたデータを統計解析できるようになること. 2.昨今のコンピュータの高性能・普及により,顧客管理,購買状況等の大量な業務データを容易に解析でき,それぞれのお客様に対応する時代になって来ている.そのため,多くのデータの視覚化・要約・集約ができるようになること. 3.さらにその周辺として,経済を含めた状況についても統計データから把握できるようになること. 4.実際的な見方・考え方や使い方について適用例を中心として理解が出来るようになること.
【授業計画】
授業形態:講義 授業方法:受動型 1.経営学と統計学
2.統計的なものの見方・考え方
3.データのまとめ方 (1)−母集団とデータ,そしてグラフ
4.データのまとめ方 (2)−母数と統計量,そしてグラフ
5.データのまとめ方 (3)−ヒストグラム・はらつき
6.官庁統計データから見える経済動向とビジネス(統計調査報告を読み解く)
7.ビジネスデータの解析(1)・・・因果関係と相関関係,相関係数・2変量グラフの見方
8.期待値と各種保険の考え方
9.言語データと数値データの区別とまとめ方
10.データと確率分布 (1) 正規分布と計量値データ
11.データと確率分布 (2) 計数値データとクロス集計
12.検定と推定の考え方 (1) 仮説と検証の考え方,第1種の過誤,第2種の過誤とその判断
13.検定と推定の考え方 (2) 推定について
14.計量値に関する検定・推定(1)−1つの母集団
15.ビジネスデータの解析(2)・・・総合演習
<授業1回当たりの予習・復習の時間> 予習の時間:1.5時間,復習の時間:2.5時間
<予習の目標値(内容)> 「授業前には,該当のテキストの講義箇所を読み,わからないところを明確にし,その箇所については事前学習して,予習をすること.」
<復習の目標値(内容)> 「毎授業後には「講義要約レポート」を提出すること.その後,講義中,理解できなかったところを復習して,理解しておくこと.」
【授業関連科目】
応用情報処理I
【成績評価方法・注意】
成績評価方法:試験とレポート両方 上記の到達目標にどの程度達したかを時間内演習課題(50%),定期試験(50%)により総合評価を行う.
【教科書】
著者:西 敏明 書名:ビジネスのための経営統計学入門 出版社:日科技連出版
【参考書】
適宜指示する
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