【授業の目的】
本学の教育目標である「幅広い学習の提供」に貢献すること。
【到達目標】
ドイツ語圏の現代文学の名作に触れ、広い視野を身につける。 20世紀のドイツ語圏文学と、第一次、第二次大戦、ナチズムとの関係について自分なりの考えをまとめることができる。
【授業計画】
授業形態:講義 授業方法:受動型
1.ドイツ文学の特質とは何か。フランツ・カフカ「掟の前」
2. フランツ・カフカ2回目 その生涯
3. フランツ・カフカ『変身』その1 カフカとユダヤ人問題 4. フランツ・カフカ『変身』その2
5 フランツ・カフカ『変身』その3 「変身」するのは誰なのか?
6.トーマス・マン―その生涯と作品、『ヴェネチアに死す』その1
7.トーマス・マン『ヴェネチアに死す』その2
8.トーマス・マン『ヴェネチアに死す』その3 作品とギリシャ神話との関連 9.トーマス・マン『ヴェネチアに死す』その4
10. ヴィスコンティ『ベニスに死す』DVD視聴
11.ベルンハルト・シュリンク『朗読者』その1 ドイツの戦後史
12.ベルンハルト・シュリンク『朗読者』その2
13.ベルンハルト・シュリンク『朗読者』その3
14.『朗読者』におけるナチの過去と集団の責任
15.『朗読者』をもとにした映画『愛を読む人』DVD視聴 原作との比較
授業の前には資料を読む予習の時間が30分ほど必要。授業後はレポート製作その他のために1時間ほど復習の時間が必要である。
【授業関連科目】
外国文学I
【成績評価方法・注意】
レポートのみ。 3つの作品を扱うので、それぞれに関してレポートを提出する。
【教科書】
プリントを配布する
【参考書】
参考書を使用しない
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