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法と言語II 2単位 1年以上 経済   経営  
         
越智 悦子 後期1コマ クラス:  

【授業の目的】

法学部法学科に係る専門科目として、本学の教育理念である「社会事象を的確に捉え、分析し、解決する能力」の育成に貢献すること。

【到達目標】

受講生が受講後に次のようなことができるようになること。
1.聞き取ったことを自分の言葉に置きなおすことにより、言葉をいったん自分の中に取り込み、理解したうえで再現できる。
2.論説文を中心とした種々のジャンルの文章を要約することをとおして、読解力を深める。
3.150字程度の文章を短時間で書ける。
4.公務員試験のための基礎的な文章理解の能力を身に付ける。


【授業計画】

授業形態:講義  授業方法:受動型
1.聞くための力をつけるため、三森方式による「再話」練習を実践。
「法と言語I」を履修していない学生のため、また既履修者の復習のために、『個人と国家』の前半を大きな流れとして捉え、解説。
   参考書:三森ゆりか著『言語技術教室』
2.『個人と国家』「日本国憲法起草をめぐる真実」の要約・解説、及び内容合致問題練習(1)
   教科書:樋口陽一著『個人と国家』第六章、第1節〜第8節
3.ベアテ・シロタ「私は男女平等を憲法に書いた」ビデオ学習
4.『個人と国家』「日本国憲法起草をめぐる真実」の要約・解説、及び内容合致問題練習(2)
   教科書:樋口陽一著『個人と国家』第六章、第9節〜第15節
5.『個人と国家』「改憲論の問題点」前半の要約・解説、及び文章の並べ替え練習(1)
   教科書:樋口陽一著『個人と国家』第七章、第1節〜第8節
6.『個人と国家』「改憲論の問題点」後半の要約・解説、及び穴埋め問題練習(1)
   教科書:樋口陽一著『個人と国家』第七章、第9節〜第15節
7.『個人と国家』「自由の基礎としての憲法第九条」の要約・解説、及び穴埋め問題練習(2)
   教科書:樋口陽一著『個人と国家』第八章、第1節〜第5節
8.『憲法なんて知らないよ』前半の要約・解説、及び文章の並べ替え練習(2)
   参考書:池澤夏樹著『憲法なんて知らないよ』
9.『憲法なんて知らないよ』後半の要約・解説、及び内容合致問題練習(3)
10.新訳「日本の憲法」と「日本国憲法」との比較、及び内容合致問題練習(4)
11.『思想地図3 日本2・0』の「新日本国憲法ゲンロン草案」を通して、現在の「日本国憲法」について考える。
12.『憲法は「今でも旬」か、「今こそ旬」か』の要約・解説
   参考書:小田実講演『憲法は「今でも旬」か「今こそ旬」か』
13.小説の要約・解説、及び公務員試験に用いられる短い論説文の内容合致問題練習(5)、
14.随筆の要約・解説、及び公務員試験に用いられる短い論説文の内容合致問題練習(6)
15.文芸評論の要約・解説、及び穴埋め問題練習(3)、並べ替え練習(4)
予習として、次回の講義内容に該当するテキストや、憲法関連の資料の範囲を自力で読解し、要約して小レポートを提出する。復習として、講義中に返された要約レポートを講義を通して訂正する。


【授業関連科目】

法と言語I


【成績評価方法・注意】

試験のみ。出席をとる。三分の二以上出席すること。
上掲の到達目標にどの程度達したかを、実際の公務員過去問題やテキストの内容問題及び言葉の問題で試験し評価する。


【教科書】

著者:樋口陽一 書名:個人と国家 出版社:集英社(新書)


【参考書】

適宜指示する




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