【授業の目的】
法学部法学科の専門科目として、本学の教育目標である「専門科目の振興」に貢献することを主な授業目標としている。 政治学Iと政治学IIは別科目であるが、相互に関連している。政治学Iでは、主に政治権力、政治体制、福祉国家などの問題を扱い、学生諸君が自分なりの政治的視野と分析枠組みを修得できるようになることを最終目標に重要な概念や理論について講義する。
【到達目標】
到達目標は以下の通りである。 1 政治とは何か、他の社会事象との関連において説明できること。 2 政治権力、政治体制、福祉国家に関わる主要な概念や理論について理解し、説明できること。 3 現在の福祉国家や政治体制の特徴を理解し、その問題点を分析できること。
【授業計画】
授業形態:講義 授業方法:受動型
1 政治とは何か(1)―[ガイダンス〕身近なところにある「政治」 2 政治とは何か(2)―政治の定義と「権力」 3 政治とは何か(3)―政治世界の多様性 4 政治とは何か(4)―国内政治と国際政治 5 政治体制と変動(1)―政治体制とは何か 6 政治体制と変動(2)―自由民主主義体制について 7 政治体制と変動(3)―非自由民主主義体制について 8 政治体制と変動(4)―体制移行の諸問題 9 政治体制と変動(5)―インターナショナル・レジーム 10 政治・経済・福祉(1)―政治と経済 11 政治・経済・福祉(2)―公共選択論と権力資源論 12 政治・経済・福祉(3)―ネオ・コーポラティズムについて 13 政治・経済・福祉(4)―福祉国家の展開と類型 14 政治・経済・福祉(5)―福祉国家の再編成 15 まとめ―経済の論理・「市民社会」・国家
なお、毎回の授業に際して、予習2時間、復習2時間を要する。予習は主に教科書やプリントの下調べ及び課題の取組みに、復習は講義と教科書の整理や確認の作業及び課題の取組みにあてること。
【授業関連科目】
政治学II
【成績評価方法・注意】
成績評価方法:試験とレポート 基本的には2回の試験によって評価する。ただし、出席票を兼ねたコメント・質問・課題ペーパーの提出を求め、最終評価に加点する。
【教科書】
著者:加茂利男,大西仁,石田徹,伊藤恭彦 書名:『現代政治学』(第4版) 出版社:有斐閣
【参考書】
適宜指示する
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