【授業の目的】
本演習の目的は、LANなどの情報通信ネットを構築・管理し、障害に対処できる技法習得である。これらの技法は今や社会生活の各所で必要とされ、高度情報化のための基本技術として不可欠なものである。 演習という科目制約上、知識の内容理解だけでなく、実技・構築の実際に対する取り組みが要求される。 この科目は2012年度まで「LAN構築演習」が発展したものである。
【到達目標】
通信ネットワークのハード機器を理解できる。 ネットワークの障害に対応できる。 ネットワーク命令を活用できる。 ネットワークを具体的に構築できる。 LAN構築の実際は多様な要求や制約がつきものであり、これらに応じた適切な構築をおこなうための柔軟な応用力を習得する。なお人数多数の場合、教職(情報)関連科目のため教員を目指す者を優先する場合がある。
【授業計画】
講義形式 講義 成績評価 定期試験または小レポート(受講内容で決定)
1.イーサネット,ハブ,ルータ 2.TCP/IPプロトコル技法 3.DNSとルーティング実習 4.ネットワーク管理命令の数々 5.クライアントネットワーク設定 6.Windows編 7.UNIX,Linux編 8.通信ケーブルの製作 9.サーバによるネットワーク管理 10.ネットワークプロトコル基礎 http,FTP,POP,SMTP 11.ファイル共有と転送の実習 12.セキュリティ基礎実習 スキャン・プローブ,パケットスニファ,バッファオーバフロー 13.MSネットワークの認証 14.アンチウイルスソフトの活用 15.LAN構築のまとめ
予習60分、復習60分程度
【授業関連科目】
情報ネットワーク論I、同II
【成績評価方法・注意】
出席状況、レポートや演習など講義内評価を中心に行う予定。 実習も多いため、年度始めに履修上のオリエンテーションを行う。 第1回目には必ず参加して履修許可を受けなければならない。許可のない履修は無効とする。 テストや試問50、接続演習30、製作演習20
事情の連絡なく出席のない者は、開講途中でも履修を打ち切ることがある。 また機材の制約から人数制限を設けることがある。
【教科書】
プリントを配布する
【参考書】
適宜指示する
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