【授業の目的】
科学技術の進歩に伴い,生活形態が著しく変化し,我々の健康や体力,そして生活意欲といった精神面においてもさまざまな問題点が生じてきている。本講義ではこのような現状を踏まえて,さらには今後一層進むと思われる高齢化社会に対応していくために必要な身体運動の重要性を理解するとともに,真の健康で活力溢れる生活習慣や態度,方法について考えていきたい。本学の教育目標である「幅広い学習機会の提供」に貢献する。
【到達目標】
科学技術の目覚ましい進歩に伴い,社会構造や生活形態が著しく変化し,生活に関する機械化,合理化が進み,身体活動の質・量は共に減少し余裕のある便利な世の中になってきた。個人個人の健康や体力の現状を理解し,よほど意識して体を動かさないと運動不足に陥ってしまう現代になりつつある。本講義では現代社会の生活環境の実態を認識し,日常生活において,欠かせない運動・栄養・休養の健康三原則のバランスのとれた生活様式の重要性の意義を理解し,健康に関する事柄の知識を深め日常生活を健康的に送る習慣を身につける。
【授業計画】
授業形態:講義 授業方法:受動型 1.オリエンテーション(講義の概要説明)
2.近代文明の発達と現代人の健康問題
3.健康とは何か。半健康とは。ストレスとは?
4.セルフ・コントロールとは。健康阻害因子とその対応策。
5.休養の科学(ストレスとは)
6.休養の科学(ストレス2)
7.体力とは何か(行動・防衛体力)
8.呼吸・血液循環系に係わる生活習慣病
9.日常簡単にできる健康チェック(呼吸・脈拍チェック)
10. 〃 (体重・体温チェック)
11. 〃 (血圧チェック)
12.運動の科学(筋肉組織・神経)
13. 〃 (呼吸・循環)
14.体力づくりの基礎・運動処方
15.救急法 総括 テスト
(予習90分、150分復習(各項目ごとの知識を豊富にし、快適な生活を送る手段を身につける)
【授業関連科目】
1)健康教育実践 2)健康スポーツ実践
【成績評価方法・注意】
1)定期試験はなし。但し期間内に実施する試験(小テスト2回)・レポート(3回)により評価する。 2)出席状況の悪い受講生の筆記試験・レポートは評価はしない。
【教科書】
著者:川上雅之・岩橋邦彦 書名:ヘルス・サイエンス 出版社:(不昧堂出版)
【参考書】
著者:大塚正八郎 書名:学生の健康学 出版社:(大修館)
著者: 書名:健康と病気のしくみがわかる解剖整理学 出版社:(西村書店)
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